ウィンタースポーツ
ウィンタースポーツあるいは冬季競技(とうききょうぎ)とは、スポーツのなかでも特に冬季に行われるものの総称。スキーやスノーボード、スノーホッケーなどのように雪上で行われるもの、スケートやボブスレー、リュージュ、カーリングなどのように氷上で行われるものがある。いわゆる競技として行われるものだけではなく、レジャーとしても楽しまれる。
目次
1 雪上競技
1.1 アルペンスキー
1.2 ノルディックスキー
1.2.1 クロスカントリースキー
1.2.2 スキージャンプ
1.2.3 ノルディック複合
1.2.4 バイアスロン
1.3 フリースタイルスキー
1.4 スノーボード
2 氷上競技
2.1 スピードスケート
2.1.1 ショートトラック
2.2 フィギュアスケート
2.3 アイスホッケー
2.4 カーリング
3 そり競技
4 出典
雪上競技
アルペンスキー
アルペン(独: Alpen)はドイツ語でアルプス山脈を意味し、アルペンスキーとはその山岳地帯で発展したスキー競技のことをいう。山の急斜面を滑り降りる。[1]
ノルディックスキー
クロスカントリースキー
雪の積もった森林や丘陵に設けられたコースをスキーで走る[1]。雪上での移動手段から自然発生的にスポーツとなったものであり、全スキー競技の原点ともいえる
スキージャンプ
北ヨーロッパの丘陵地帯で発展したスキー競技で、クロスカントリースキーとともにノルディックスキーと呼ばれる。大会では、飛距離と飛型を点数に換算し、その合計を競う。[1]
ノルディック複合
クロスカントリーとジャンプを組み合わせた競技で、ノルディック複合(英: Nordic combined、ノルディック・コンバインド)もしくはノルディックスキーにおいては単に複合(コンバインド)と呼ばれる[1]。
バイアスロン
クロスカントリーとライフル射撃を組み合わせた競技で、スキーの走力とともに射撃の技術が求められる[1]。
フリースタイルスキー
ジャンプや空中演技を交えながら特設のゲレンデやジャンプ台を滑り降りる競技で、技やスピードを競う。モーグルやエアリアルなどいくつかの種目がある。[1]
スノーボード
両足を固定できるようにした1枚の板に横向きで乗り、雪の斜面を滑る競技。1960年代のアメリカで始まったと言われる。タイムを競う種目と技を競う種目がある。[1]
氷上競技
スピードスケート
ロングトラックは、1周400mのトラックをスケートで滑り、スピードを競う。内側と外側の2つのコースに分かれたダブルトラックレースと、走路が仕切られていないシングルトラックレースがある。[1]
ショートトラック
1周111.12mのトラックを複数の選手が同時に滑り、順位を競う。いつでも追い越しができるため、目まぐるしく順位が変わったり、コースの奪い合いで選手どうしが接触したりする。[1]
フィギュアスケート
音楽に合わせて氷上をスケートで滑り、スピン、ジャンプ、ステップなどの技術や美しさを競う。1人で行うシングル、男女2人で行うペアとアイスダンスなどがある。[1]
アイスホッケー
スケートを履いて防具を身につけた6人ずつの2チームが、スティックを使ってパックをゴールの中に入れ合い得点を競う。最高50 km/h以上で選手は走り回り、パックの速度は150 km/h以上と言われ、選手どうしの体当たりなどもあり「氷上の格闘技」と呼ばれる。[1]
カーリング
ハンドルのついた平らな円形のストーンを氷上で滑らせて約40m先の円に入れ、得点を競う。1人の選手がストーンを放つと、その通路を2人の選手がブルームで掃き、ストーンの速度や方向を調節する。「氷上のチェス」とも呼ばれる。[1]
そり競技
着座あるいはうつ伏せの姿勢でそりに乗ってコースを滑走するスポーツ。
近代スポーツとしてのそり競技(ボブスレー・リュージュ・スケルトン)は19世紀にスイスのサンモリッツを休暇で訪れていたイギリスからの客たちが配達用のそりを遊戯用に改造したのが発祥で[2]、競技トラックの多くは中欧に所在する。
冬季オリンピック競技にはボブスレー、リュージュ、スケルトンの3競技が採用されている[3]。
出典
- ^ abcdefghijklこどもくらぶ (2017), ウィンタースポーツ, スポーツ日本地図, 4, ベースボール・マガジン社, p. 4-14,16-21,24-27, ISBN 9784583110349
^ 野々宮徹 (1997), 雪と氷のスポーツ百科, 大修館書店, p. 184, ISBN 4-469-26376-1
^ “平昌オリンピック2018 競技一覧”. 日本オリンピック委員会. 2019年4月6日閲覧。