青い森鉄道線
青い森鉄道線 | |||
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主力車両の青い森701系電車 | |||
概要 | |||
起終点 | 起点:目時駅 終点:青森駅 | ||
駅数 | 28駅(貨物駅含む) | ||
運営 | |||
開業 | 1891年9月1日 (1891-09-01) | ||
国有化 | 1906年11月1日 | ||
民営化 | 1987年4月1日 | ||
三セク転換 | 2002年12月1日(目時駅 - 八戸駅) 2010年12月4日(八戸駅 - 青森駅) | ||
所有者 | 日本鉄道→ 鉄道作業局→帝国鉄道庁→鉄道院→鉄道省→運輸通信省→運輸省→ 日本国有鉄道(国鉄)→ 東日本旅客鉄道(JR東日本) (第一種鉄道事業者)→ 青森県(第三種鉄道事業者) | ||
運営者 | 青い森鉄道 (第二種鉄道事業者) 日本貨物鉄道(JR貨物) (第二種鉄道事業者) | ||
使用車両 | 使用車両を参照 | ||
路線諸元 | |||
路線総延長 | 121.9 km (75.7 mi) | ||
軌間 | 1,067 mm (3 ft 6 in) | ||
電化 | 交流20,000 V・50 Hz | ||
運行速度 | 最高110 km/h | ||
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停車場・施設・接続路線 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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凡例
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青い森鉄道線(あおいもりてつどうせん)は、青森県三戸郡三戸町の目時駅と青森市の青森駅を結ぶ鉄道路線である。青森県が第三種鉄道事業者として施設を保有し、青い森鉄道が第二種鉄道事業者として旅客運送を、日本貨物鉄道(JR貨物)が同じく第二種鉄道事業者として貨物運送を行っている。
目次
1 概要
1.1 路線データ
2 運行形態
2.1 地域輸送
2.1.1 目時駅 - 八戸駅間
2.1.2 八戸駅 - 青森駅間
2.2 広域輸送
3 使用車両
3.1 現用車両
3.2 過去の車両
4 歴史
4.1 日本鉄道
4.2 官設鉄道→鉄道省→日本国有鉄道
4.3 東日本旅客鉄道→青い森鉄道
5 駅一覧
5.1 過去の接続路線
6 脚注
6.1 注釈
6.2 出典
7 参考文献
8 関連項目
9 外部リンク
概要
2002年(平成14年)12月1日の東日本旅客鉄道(JR東日本)東北新幹線盛岡駅 - 八戸駅間開業の際にJR東日本から東北本線の一部を譲渡されたもので、2010年(平成22年)12月4日の東北新幹線八戸駅 - 新青森駅間延伸の際には、東北本線八戸駅 - 青森駅間も譲渡された。
目時駅 - 青森駅間全線開業後の営業キロは121.9kmであり、これは営業中の第三セクター鉄道の単一路線の延長としては、日本第2位[注釈 1]、2019年(平成31年)3月23日の三陸鉄道リアス線 (163.0km) 開業までは日本最長であった[注釈 2]。
保線・保守は当初八戸臨海鉄道に委託されていたが、八戸駅 - 青森駅間の譲渡以降は青い森鉄道が行っている。
路線データ
- 管轄(事業種別):青い森鉄道(第二種鉄道事業者)・日本貨物鉄道(第二種鉄道事業者)・青森県(第三種鉄道事業者)
- 区間(営業キロ):目時駅 - 青森駅間 (121.9 km)
キロポストは東北本線の頃のもの(東京起点)がそのまま使用され、線内各踏切に書かれているキロ数表示も東北本線時代のまま東京からの通算表示となっている(踏切番号標識は油島起点=JR東日本盛岡支社管内からの連番)。
軌間:1,067 mm(狭軌)- 駅数:28駅(起終点駅含む)
- 複線区間:目時駅 - 青森信号場間
- 単線区間:青森信号場 - 青森駅間
電化区間:全線(交流20,000 V 50 Hz・架空電車線方式)
閉塞方式:複線自動閉塞式(CTC・PRC付帯)
運転指令所:青い森鉄道CTCセンター
- 運転取扱駅(駅が信号を制御、運行を管理):八戸駅
- 準運転取扱駅(入換時のみ駅で信号扱い):野辺地駅、東青森駅(JR貨物)、青森信号場(JR貨物)
- 2002年12月1日から2010年7月2日まではIGRいわて銀河鉄道「ぎんが指令」(目時駅 - 八戸駅間)・JR東日本盛岡総合指令室(八戸駅 - 青森駅間)、2010年7月3日から同年12月3日まではJR東日本盛岡指令青森分室の担当だった。
- 最高速度:110 km/h
IGRいわて銀河鉄道と青森県の資産上の境界は目時駅南側の県境分界点である。
運行形態
地域輸送
目時駅 - 八戸駅間
いわて銀河鉄道線と直通運転を行う盛岡駅 - 八戸駅間の列車のほか、二戸駅・三戸駅 - 八戸駅間の区間列車が運転されている。いわて銀河鉄道線との分界駅である目時駅を始発・終着とする列車はない。2015年3月13日までは八戸発6時台の盛岡行きは快速運転を行っていた(青い森鉄道線内は各駅に停車)。全列車でワンマン運転が行われている。
朝に三戸発の列車2本が八戸駅から八戸線の鮫駅まで乗り入れていたが、2018年3月17日のダイヤ改正で八戸線への直通運転が廃止された[1]。これらの八戸線直通列車はJR東日本所属の気動車で運転され、JR東日本の運転士と車掌が乗務していた。2017年3月4日のダイヤ改正からは、盛岡駅 - 八戸駅間の直通列車や三戸駅 - 八戸駅間の区間列車が大幅に減らされることになったほか、いわて銀河鉄道線小鳥谷発の気動車列車が青森行きの電車列車に変更され、代わってその1本前の三戸発青森行きが気動車化され八戸線鮫行きに変更された[2][3]。
なお、後述の上り三沢発盛岡行きに青森駅 - 陸奥市川駅間から金田一温泉より先(二戸・盛岡方面)に乗車する場合は、いわて銀河鉄道線との連絡運輸区間は八戸駅以南のため、目時駅までの乗車券を購入した上で金田一温泉駅より先の各駅で下車時にいわて銀河鉄道線の運賃を精算することになる。
八戸駅 - 青森駅間
2010年12月4日の八戸駅 - 青森駅間延伸開業により、いわて銀河鉄道線盛岡駅 - 目時駅 - 八戸駅間と八戸駅 - 青森駅間で運転系統がほぼ分離されたが、三戸駅 - 青森駅間を直通する列車も設定された。二戸駅・三戸駅 - 青森駅間を直通する列車は、2014年3月15日のダイヤ改正で朝の三戸駅 - 青森駅間下り1本を除き二戸駅・三戸駅 - 八戸駅間の列車と八戸駅 - 青森駅間の列車に分割され、2017年3月4日ダイヤ改正時点[4]では朝に小鳥谷発青森行きのみが設定されている。
八戸駅 - 青森駅間延伸開業時に、特急が廃止されたため、青森駅の始発と八戸駅の終電は繰り下げ・繰り上げられたが、普通列車の時刻としてはJR時代と大きくは変わらない。
八戸駅 - 青森駅間には快速列車が設定されている。この区間は快速・普通あわせて1時間に1本程度の運行である。(線内完結の)快速は2016年3月26日ダイヤ改正で、朝の下り1本・上り2本に減便、さらに2017年3月4日ダイヤ改正で、上り1本が減便されて、朝の1往復のみとなっていたが[4][注釈 3]、2018年3月17日ダイヤ改正で、線内完結の快速列車が廃止され、線内を運行する快速列車はJR大湊線直通の「しもきた」および臨時快速「リゾートあすなろ」のみとなっている。
八戸駅 - 三沢駅間には「三沢シャトル」[注釈 4]、浅虫温泉駅 - 青森駅間には「浅虫温泉シャトル」[注釈 5]と称する区間列車が設定されているが、2014年3月15日のダイヤ改正で八戸駅 - 青森駅間の列車が増発されたことから設定が減少しており、「三沢シャトル」は後述の朝の八戸駅から盛岡行きとなる列車のみとなっている。なお「三沢シャトル」「浅虫温泉シャトル」の愛称は2017年3月4日改正後は時刻表から削除された。米軍三沢基地でのイベント、航空祭の開催日には八戸駅 - 三沢駅間で快速「航空祭」が臨時列車として特別運行される。
また、大湊線との直通列車もJR時代に引き続き設定されている。その直通列車のうち臨時快速「リゾートあすなろ」は全車指定席だが、青い森鉄道線内のみの指定券は発売しないため、青い森鉄道線内のみの乗車はできない。
このほか、奥羽本線直通の新青森駅発着列車が八戸駅 - 新青森駅間に下り1本・上り1本設定されていた。八戸駅 - 青森駅間延伸開業当初は、浅虫温泉発の下り快速列車1本は青森駅 - 大館駅間で臨時特急「つがる」として運転されていたが、2013年3月16日のダイヤ改正で、この快速列車は廃止された[5]。この列車の1号車半室のグリーン車は青い森鉄道線内において普通車扱いとして利用できた。2017年3月4日のダイヤ改正で新青森駅発着列車が廃止されている[3]。
なお、朝に津軽線蟹田発八戸行きの気動車列車があったが、2014年3月15日のダイヤ改正で青い森鉄道線内の運転が廃止され、代わってその時間帯には既設の快速に加え電車で青森発浅虫温泉行きの浅虫温泉シャトルと青森発八戸行きの普通列車が各1本ずつ設定された[6]。この改正では同時に野辺地発の列車を青森発に延長し、青森発上り始発列車も5時台に繰り上げられた。
青い森701系・青い森703系によって運転される列車は、すべて2両ワンマン運転が行われる。大湊線直通の快速「しもきた」もワンマン運転が行われ、JR東日本の運転士のみが乗務している。
JR時代には、朝の通勤・通学時間帯に4両編成で運行されていたが、青い森鉄道移管後は2両編成によるワンマン運転での運行となったため、慢性的な混雑が生じていた。これを解消するため、(三沢発の)始発電車発車時刻から5分後に三沢発八戸行き臨時列車が2011年1月11日から運行されており、同年3月12日のダイヤ改正からは定期列車として運転される予定だったが、前日の11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響により、1週間ほど運休となった[7]。この列車はIGRいわて銀河鉄道からIGR7000系を借りて運行されていたが、2013年3月16日ダイヤ改正から青い森701系による運用に変更された。この列車は三沢駅 - 八戸駅間は「三沢シャトル」の愛称で運転され、八戸駅到着後そのまま列車番号を変更して愛称なしの普通列車として盛岡行きとして運行される。なお、この「三沢シャトル」は、2015年3月14日のダイヤ改正で、土曜・日曜日は運休[8]、さらに2016年3月26日のダイヤ改正では、祝日も運休[9]となる。
また、2012年(平成24年)10月14日の鉄道の日には、この日青い森運輸・設備管理所で開催されたイベント「青い森鉄道まつり」の観客輸送のため、三陸鉄道のディーゼル車を有償で借りて、八戸駅 - 青森駅 - 青い森運輸・設備管理所間に特別列車「こはる」を1往復運行した[10]。
広域輸送
青い森鉄道への転換前と同様、本州と北海道を結ぶ物流の幹線ルートの一部であり、多数の貨物列車が運転される。東青森駅 - 青森信号場間では日本海縦貫線からの貨物列車(羽越本線・奥羽本線経由の新潟貨物ターミナル駅からのLNG輸送列車)も見られる。
旅客列車では、上野駅 - 札幌駅間の寝台特急列車「北斗星」が札幌発2015年8月22日(定期列車としては2015年3月13日)まで、「カシオペア」が札幌発2016年3月20日まで通過していたが、線内の停車駅はなかった。なお、特急列車で通過する場合には運賃のほかに特急料金760円が必要だった。
使用車両
以下はすべて旅客列車に使用される車両である。
現用車両
- 自社車両
- 一般形
青い森701系電車 - 青い森鉄道運輸管理所所属
- 青い森鉄道線内全線で運用されるほか、IGRいわて銀河鉄道線でも運用される。かつてはJR奥羽本線の新青森駅までの乗り入れがあったが、2017年3月4日の改正をもって廃止された。
青い森703系電車 - 青い森鉄道運輸管理所所属
- 八戸 - 青森間で運用される。
- 一般形
- IGRいわて銀河鉄道の車両
- 一般形
IGR7000系電車 - IGRいわて銀河鉄道運輸管理所所属
- 八戸 - 目時( - 盛岡)間で運用される。かつては三沢 - 八戸間での定期運用も存在した。
- 一般形
- JR東日本の車両
- 一般形
キハ110系気動車 - 八戸運輸区所属
- JR大湊線との直通列車で運用される。
HB-E300系気動車 - 青森車両センター所属
- JR大湊線・奥羽本線直通の臨時快速「リゾートあすなろ下北」で運用される。
- 一般形
過去の車両
- JR東日本の車両
- 一般形
キハ40系気動車 - 八戸運輸区所属
- 定期列車では、2018年まで朝の三戸 - 鮫間のJR東日本八戸線直通列車でのみ運用されていたが、2018年3月17日のダイヤ改正で八戸線直通列車が廃止されたため、乗り入れを終了した。
- かつてはいわて銀河鉄道線まで乗り入れていた他、津軽線への送り込み運用を兼ねて八戸 - 青森間での運用も設定されていた。
- 同系列のうみねこ編成による多客期の大湊線直通の臨時快速「はまなすベイライン号」でも運用されていた。
- 特急形
24系客車 - 尾久車両センター所属
- 寝台特急「北斗星」で使用されていた。
E26系客車 - 尾久車両センター所属
- 寝台特急「カシオペア」で使用されていた。
- 一般形
- JR北海道の車両
- 特急形
- 24系客車 - 札幌運転所所属
- 寝台特急「北斗星」で使用されていた。2015年3月14日の定期運行終了に伴い運用から外れた。
- 24系客車 - 札幌運転所所属
- 特急形
歴史
日本鉄道
1891年(明治24年)
9月1日:日本鉄道(盛岡 - )目時 - 青森間が開業(当時目時駅は未開業)[11]。
12月20日:下田駅開業[11]。
1893年(明治26年)7月16日:野内駅、浦町駅開業[11]。
1894年(明治27年)
1月4日:乙供駅、狩場沢駅開業[11]。
4月1日:古間木駅(現在の三沢駅)開業[11]。
1897年(明治30年)7月1日:剣吉駅開業[11]。
1905年(明治38年)
- 7月1日:野内 - 浦町間に貨物駅として練兵場駅開業[11]。
11月11日:練兵場駅廃止[11]。
官設鉄道→鉄道省→日本国有鉄道
1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道が国有化。
1907年(明治40年)11月1日:三ノ戸駅を三戸駅に改称[11]。
1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定。東北本線とする。
1910年(明治43年)11月15日:千曳駅開業[11]。
1922年(大正11年)
8月15日:木ノ下信号場開設[11]。
11月10日:清水川信号場開設[11]。
1923年(大正12年)8月10日:北高岩駅開業[11]。
1924年(大正13年)
1月15日:浪打駅開業[11]。- 12月20日:目時信号場開設[11]。
1926年(大正15年)
10月25日:浦町 - 青森間が複線化。青森操車場開設[11]。
11月5日:轟信号場開設[11]。
1933年(昭和8年)1月15日:諏訪ノ平駅開業[11]。
1936年(昭和11年)
6月20日:清水川信号場を駅に変更して清水川駅開業[11]。
7月10日:木ノ下信号場を駅に変更して向山駅開業[11]。
1939年(昭和14年)10月1日:西平内駅開業[11]。
1944年(昭和19年)
6月15日:貨物支線 浪打 - 堤川間開業[12][11]。
8月1日:小川原信号場開設[11]。
10月11日:轟信号場を駅に変更し、陸奥市川駅開業[11]。
1946年(昭和21年)10月20日:貨物支線 浪打 - 堤川間休止[13][11]。
1948年(昭和23年)10月1日:目時信号場を駅に変更し、目時駅開業[11]。
1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に移管。
1953年(昭和28年)6月10日:小川原信号場を駅に変更し、小川原駅開業[11]。
1959年(昭和34年)10月1日:沼崎駅を上北町駅に改称[11]。
1961年(昭和36年)
3月20日:古間木駅を三沢駅に改称[11]。- 8月15日:苫米地駅開業[11]。
1965年(昭和40年)
6月30日:尻内(現在の八戸) - 陸奥市川間が複線化。
9月29日:西平内 - 土屋信号場間が複線化。
1966年(昭和41年)
9月20日:東京起点642.910km地点(北高岩 - 尻内間) - 尻内間が複線化。
9月22日:石文信号場 - 千曳間、東京起点694.970km地点(千曳 - 野辺地間) - 野辺地間が複線化。
9月24日:土屋信号場 - 浅虫(現在の浅虫温泉)間が複線化。土屋信号場廃止。
9月27日:梅内信号場 - 三戸間が複線化。梅内信号場開設。
1967年(昭和42年)
7月30日:三沢 - 姉沼信号場間が複線化。
12月16日:浅虫 - 野内間が複線化。
1968年(昭和43年)
4月28日:三戸 - 諏訪ノ平間が複線化。
5月16日:剣吉 - 苫米地間が複線化。
5月20日:北高岩 - 東京起点642.910km地点(北高岩 - 尻内間)間が複線化。
6月9日:清水川 - 小湊間が複線化。
7月2日:小湊 - 西平内間が複線化。
7月8日:野辺地 - 清水川間が複線化。- 7月10日:苫米地 - 北高岩間が複線化。
7月15日:諏訪ノ平 - 剣吉間が複線化。
7月20日:目時 - 梅内信号場間が複線化。梅内信号場廃止。目時 - 尻内間の複線化完成。
7月21日:野内 - 青森間が経路変更。新線上に東青森駅開業。旧線上の浪打駅、浦町駅廃止[11]。
7月23日:上北町 - 乙供間が複線化。
7月29日:下田 - 三沢間が複線化。
7月31日:陸奥市川 - 下田間が複線化。
8月3日:姉沼信号場 - 上北町間が複線化。姉沼信号場廃止。
8月5日:乙供 - 石文信号場間が複線化、(新)千曳 - 東京起点694.970km(千曳 - 野辺地間)間が複線の新線に切り替えられ、全線の複線化完成。千曳駅移転。石文信号場廃止。
8月22日:(盛岡 - )目時 - 青森間が電化(交流20,000 V・50 Hz)。
1971年(昭和46年)4月1日:尻内駅を八戸駅に改称[11]。
1976年(昭和51年)12月27日:(盛岡 - )目時 - 青森間CTC化。
1986年(昭和61年)11月1日:浅虫駅を浅虫温泉駅に改称。矢田前駅、小柳駅開業[11]。
東日本旅客鉄道→青い森鉄道
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)に承継。
1990年(平成2年)12月24日:整備新幹線着工等についての政府・与党申し合わせ。「建設着工区間の並行在来線は、新幹線開業時にJRから経営分離することを事前に確認する」ことが条件とされる[14]。
1991年(平成3年)7月9日:青森県知事が運輸省鉄道局長に対し、東北本線のうち八戸駅までの経営分離に同意する旨を回答[14]。
1996年(平成8年)12月25日:建設着工する区間の並行在来線について、新幹線開業時にJRから経営分離することで政府・与党合意[14]。
1998年(平成10年)1月14日:青森県が、八戸以北の沿線市町村との協議のうえ、東北本線 八戸駅 - 青森駅間の経営分離に同意する旨を回答[14]。
2001年(平成13年)
5月30日:青い森鉄道株式会社設立(登記)[14]。
11月28日:JR東日本が国土交通省に東北本線盛岡 - 八戸間の廃止届を提出[15]。
2002年(平成14年)
5月28日:同年3月18日に申請されていた、青い森鉄道線 目時 - 八戸間における青い森鉄道の第二種鉄道事業(旅客運送)および青森県の第三種鉄道事業を、国土交通省が許可[16]。
12月1日:東北新幹線の八戸延伸に伴い、並行在来線としてJR東日本から移管された目時 - 八戸間 (25.9km) が青い森鉄道線として開業[14]。同時に運賃をJR東日本時代より1.49倍に引き上げる。青い森701系営業運転開始。
2009年(平成21年)11月27日:JR東日本が国土交通省に東北本線八戸 - 青森間の廃止届を提出[17]。
2010年(平成22年)
2月19日:2009年(平成21年)11月25日に申請されていた[18]、青い森鉄道線 八戸 - 青森間における青い森鉄道の第二種鉄道事業(旅客運送)および青森県の第三種鉄道事業を、国土交通省が許可[19]。
12月4日:東北新幹線の新青森延伸に伴い、並行在来線としてJR東日本から移管された八戸 - 青森間 (96.0km) を青い森鉄道線に編入[14]。同時に八戸 - 青森間の運賃をJR東日本時代より1.37倍に引き上げる。
2011年(平成23年)
3月11日:午後2時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響で以降の運転を全線で見合わせ。
3月12日:野内駅が青森県立青森工業高等学校の移転に合わせて、青森市営バス東部営業所付近へ移転[20]。
3月14日:浅虫温泉 - 青森間運転再開。
3月16日:八戸 - 浅虫温泉間運転再開。
3月17日:全線運転再開。
2014年(平成26年)3月15日:青い森703系営業運転開始。東青森 - 青森間に筒井駅開業[6][20][21][22]。
2016年(平成28年)3月26日:北海道新幹線開業に伴い、寝台特急「カシオペア」(札幌発3月20日を最後に運転終了[23])が廃止[24]、当線を通過していた寝台特急全廃。
2018年(平成30年)3月17日:線内完結の快速列車を廃止[25][26]。
駅一覧
- 駅名 … (貨):JR貨物の貨物専用駅、◆:JR貨物による貨物取扱駅(貨物専用駅を除く)
- 東京からの累計営業キロは、盛岡駅 - 八戸駅間の経営移管前に使われていたもの。
- 停車駅 - 2019年(平成30年)3月16日時点
普通列車はすべての旅客駅に停車(ただし、朝の青森発八戸行き560M列車は▽の駅を通過)
快速=快速「しもきた」…●印の駅は停車、◆印の駅は一部列車が停車、|印の駅は通過
- 全駅青森県内に所在
駅名 | 営業キロ | 快速 | 接続路線・備考 | 所在地 | ||||
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駅間 | 累計 | 八戸発着 | 青森発着 | |||||
目時 から | 東京 から | |||||||
目時駅 | - | 0.0 | 617.3 | | | IGRいわて銀河鉄道:■いわて銀河鉄道線(直通運転) | 三戸郡 | 三戸町 |
三戸駅 | 5.5 | 5.5 | 622.8 | | | | 南部町 | |
諏訪ノ平駅 | 4.0 | 9.5 | 626.8 | | | | ||
剣吉駅 | 5.3 | 14.8 | 632.1 | | | | ||
苫米地駅 | 3.4 | 18.2 | 635.5 | | | | ||
北高岩駅 | 2.8 | 21.0 | 638.3 | | | | 八戸市 | |
八戸駅 | 4.9 | 25.9 | 643.2 | ● | | 東日本旅客鉄道: 東北新幹線・■八戸線 | ||
(貨)八戸貨物駅 | 1.7 | 27.6 | 644.9 | | | | 八戸臨海鉄道:八戸臨海鉄道線(貨物線) | ||
陸奥市川駅 | 5.2 | 32.8 | 650.1 | | | | | ||
下田駅 | 4.2 | 37.0 | 654.3 | ● | | | 上北郡 おいらせ町 | |
向山駅 | 5.2 | 42.2 | 659.5 | | | | | ||
三沢駅 | 4.7 | 46.9 | 664.2 | ● | | | 三沢市 | |
小川原駅 | 6.6 | 53.5 | 670.8 | | | | | 上北郡 | 東北町 |
上北町駅 | 3.9 | 57.4 | 674.7 | ● | | | ||
乙供駅 | 6.9 | 64.3 | 681.6 | ◆ | | | ||
千曳駅 | 6.6 | 70.9 | 688.2 | | | | | ||
野辺地駅 | 6.4 | 77.3 | 694.6 | ● | ● | 東日本旅客鉄道:■大湊線(快速「しもきた」のみ直通) | 野辺地町 | |
狩場沢駅▽ | 6.5 | 83.8 | 701.1 | | | | | 東津軽郡 平内町 | |
清水川駅 | 4.7 | 88.5 | 705.8 | | | | | ||
小湊駅 | 6.0 | 94.5 | 711.8 | | ● | | ||
西平内駅▽ | 3.8 | 98.3 | 715.6 | | | | | ||
浅虫温泉駅 | 6.4 | 104.7 | 722.0 | | ● | | 青森市 | |
野内駅 | 6.5 | 111.2 | 726.9 [注釈 6] | | ● | | ||
矢田前駅 | 1.5 | 112.7 | 730.0 | | ● | | ||
小柳駅 | 2.0 | 114.7 | 732.0 | | ● | | ||
東青森駅◆ | 1.4 | 116.1 | 733.4 | | ● | | ||
筒井駅 | 1.4 | 117.5 | - | | ● | (移管後新設駅) | ||
青森信号場 | - | 120.0 | 737.3 | | | | 東日本旅客鉄道:奥羽本線支線(新青森駅方面) | ||
青森駅 | 4.4 | 121.9 | 739.2 | | ● | 東日本旅客鉄道:■奥羽本線・■津軽線 |
※向山駅 - 三沢駅と三沢駅 - 小川原駅の間で上北郡六戸町を、上北町駅 - 乙供駅の間で上北郡七戸町(旧・天間林村李沢地区)を通るが、いずれも当該町内に駅は存在しない。
過去の接続路線
- 三沢駅:十和田観光電鉄線 - 2012年(平成24年)4月1日廃止
脚注
注釈
^ ただし、過去に存在した路線を含めると、2006年(平成18年)4月21日に廃止された北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線 (140.0km) が史上2番目 であり、本路線は3位。
^ 延伸直前の日本一は肥薩おれんじ鉄道線 (116.9 km)。
^ この快速は、2016年3月25日まで、通過駅は変わらずに普通列車として運行されていた(出典:JTBパブリッシング『JTB時刻表』2015年7月号、2016年4月号、2017年3月号)。
^ 「三沢シャトル」の名称は、JR東日本時代(東北新幹線八戸開業後)から付されている。
^ 1986年11月1日に実施された国鉄最後のダイヤ改正では、同区間の列車に「うとう」の愛称が付されていた(1986年10月31日付け陸奥新報朝刊14面記事から)。
なお、毎年11月下旬から翌年2月末までの学校登校日の夕方に、学校の下校時間帯に浅虫温泉発青森行の「下校時間帯増発便」が運行されるが、この列車には「浅虫温泉シャトル」の名称は付されない(〔浅虫温泉~青森〕冬の学校帰りに増発します - 青い森鉄道ニュース&トピックス2016年11月15日リリース)
^ 2011年3月12日に従来より青森駅寄りに1.6 km 移転しているため、国鉄・JR東日本時代の野内駅のキロポストは726.9 km。
出典
^ 2018年3月ダイヤ改正 (PDF) - 東日本旅客鉄道 盛岡支社、2017年12月15日
^ 『JTB時刻表』2016年4月号、2017年3月号、JTBパブリッシング
- ^ ab2017年3月ダイヤ改正 (PDF) - 東日本旅客鉄道 盛岡支社、2016年12月16日
- ^ ab『JTB時刻表』2017年3月号、JTBパブリッシング、pp.599-601
^ 『小型時刻表(2013年4月号)』 交通新聞社。
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^ 『JTB時刻表』2016年4月号、JTBパブリッシング、 3頁。
^ 2018年3月ダイヤ改正について (PDF) - 青い森鉄道・2017年12月15日
^ 3月17日(土)からの時刻表 (PDF) - 青い森鉄道
参考文献
今尾恵介(監修) 『新潮「旅」ムック 日本鉄道旅行地図帳』 新潮社、2008年6月18日。ISBN 4-10-790020-7。.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit}.mw-parser-output .citation q{quotes:"""""""'""'"}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/65/Lock-green.svg/9px-Lock-green.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg/9px-Lock-gray-alt-2.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/aa/Lock-red-alt-2.svg/9px-Lock-red-alt-2.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .cs1-subscription,.mw-parser-output .cs1-registration{color:#555}.mw-parser-output .cs1-subscription span,.mw-parser-output .cs1-registration span{border-bottom:1px dotted;cursor:help}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/4c/Wikisource-logo.svg/12px-Wikisource-logo.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output code.cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:inherit;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;font-size:100%}.mw-parser-output .cs1-visible-error{font-size:100%}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#33aa33;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-subscription,.mw-parser-output .cs1-registration,.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left,.mw-parser-output .cs1-kern-wl-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right,.mw-parser-output .cs1-kern-wl-right{padding-right:0.2em}
ISBN 978-4-10-790020-3。 - 主に経路図、駅・信号場の開業・改称・廃止日
関連項目
- 日本の鉄道路線一覧
- 第三セクター鉄道
整備新幹線 - 並行在来線
外部リンク
- 青い森鉄道公式サイト
青い森鉄道時刻表 (PDF)
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