茨城県

















































































いばらきけん
茨城県

Fukuroda Falls 38.jpg
袋田の滝






茨城県の旗

茨城県旗


日本の旗 日本
地方
関東地方
団体コード
08000-4
ISO 3166-2:JP
JP-08
面積
6,097.19km2

総人口
2,882,943
(推計人口、2018年10月1日)
人口密度
473人/km2
隣接都道府県
福島県、栃木県、埼玉県、千葉県
県の木
ウメ
県の花
バラ
県の鳥
ヒバリ
他のシンボル
県のさかな:ヒラメ(1995年(平成7年)6月19日指定[1]
県民の歌:茨城県民の歌
県民体操:茨城県民体操
茨城県庁
知事
大井川和彦
法人番号
2000020080004
所在地
310-8555
茨城県水戸市笠原町978番地6
北緯36度20分30.2秒東経140度26分48.6秒
茨城県庁
外部リンク
茨城県

茨城県の位置


茨城県行政区画図




― 市 / ― 町 / ― 村






ウィキポータル
日本の都道府県/茨城県
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茨城県(いばらきけん)は、日本の行政区画及び地方公共団体。関東地方の北東に位置し、東は太平洋に面する。県庁所在地及び最大の都市は水戸市。都道府県人口は全国11位、面積は全国24位である。




目次






  • 1 概要


  • 2 名称


    • 2.1 由来


    • 2.2 読み




  • 3 地理・地域


    • 3.1 大地形


    • 3.2 気候


    • 3.3 自然公園


    • 3.4 地域区分


      • 3.4.1 県庁が定める地域区分


        • 3.4.1.1 県北地域


        • 3.4.1.2 県央地域


        • 3.4.1.3 鹿行地域


        • 3.4.1.4 県南地域


        • 3.4.1.5 県西地域




      • 3.4.2 その他の地域区分




    • 3.5 地域的特徴




  • 4 歴史


    • 4.1 先史


    • 4.2 明治から第二次世界大戦まで


    • 4.3 昭和後期(第2次世界大戦後)


    • 4.4 平成




  • 5 人口・面積


  • 6 政治・行政


    • 6.1 知事


    • 6.2 県議会


    • 6.3 衆議院


    • 6.4 参議院


    • 6.5 財政


      • 6.5.1 平成16年度


      • 6.5.2 平成17年度


      • 6.5.3 平成18年度


      • 6.5.4 平成19年度




    • 6.6 姉妹提携都市




  • 7 経済・産業


    • 7.1 県内の主要企業


    • 7.2 農業


    • 7.3 水産業


    • 7.4 その他生産品目




  • 8 生活・交通


    • 8.1 警察


    • 8.2 交通


      • 8.2.1 空港


      • 8.2.2 鉄道


      • 8.2.3 路線バス


      • 8.2.4 道路


      • 8.2.5 港湾


      • 8.2.6 フェリー




    • 8.3 医療・福祉


    • 8.4 教育


    • 8.5 マスメディア


      • 8.5.1 テレビ局


      • 8.5.2 ラジオ局




    • 8.6 県域民放テレビ局・FM局


      • 8.6.1 ケーブルテレビ局


      • 8.6.2 新聞






  • 9 忘れられた被災地


  • 10 文化・スポーツ


    • 10.1 方言


    • 10.2 食文化


    • 10.3 伝統工芸


    • 10.4 スポーツ




  • 11 観光


    • 11.1 旧跡・歴史施設等


    • 11.2 自然景勝


    • 11.3 公園


    • 11.4 博物館・美術館など


    • 11.5 ホール・コンベンション施設


    • 11.6 大型スポーツ施設


    • 11.7 イベント




  • 12 茨城県を舞台とした作品


    • 12.1 映画


    • 12.2 テレビドラマ


    • 12.3 漫画・アニメ・小説


    • 12.4 ゲーム




  • 13 茨城県出身の人物


  • 14 その他


  • 15 脚注


    • 15.1 注釈


    • 15.2 出典




  • 16 関連項目


  • 17 外部リンク





概要


茨城県は、関東地方の北東部に位置する県で、元の常陸国全域と、明治期に千葉県から移管された下総国猿島郡・結城郡・豊田郡・岡田郡の全域および相馬郡・葛飾郡・香取郡の一部から成り立っている。県の人口は2,882,943人(2018年10月1日)で、日本の総人口の約2.3%を占めており、静岡県に次いで全国第11位。政令指定都市を持たない県では最も人口が多いが、人口30万人以上の都市は存在しない[2]。面積は6,094km2(霞ヶ浦・北浦・牛久沼・涸沼などを含めない場合は5,874.20km2)で、国土の約1.6%を占める。県内の市町村数は44で、うち市は32、郡は7で、その下に10の町と2の村がある。2008年度の県内総生産は11兆5157億円[3]


県北部は日立市・ひたちなか市で工業化が進み、太平洋や八溝山地のある緑豊かな地域を形成する。県中央部は水戸市に県庁が置かれ、小美玉市に茨城空港がある。県東部の鹿嶋市・神栖市では鹿島臨海工業地帯を形成し、工業化が進んでいる。県西部は関東平野の中央部にあたる農業を中心とした内陸の地域となっている。県南部は、筑波研究学園都市が整備され、JR常磐線・関東鉄道常総線・首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス沿線では東京特別区のベッドタウンとしての開発が進められた地域となっている。



名称



由来


県名に使用される「茨城」は、国郡里制時代に置かれた茨城郡に由来するものである。「茨城」の名称自体は『常陸国風土記』まで遡るもので、同記序文には常陸国成立以前に置かれた6つのクニ(新治・筑波・茨城・那賀・久慈・多珂)の1つとして見える。常陸国成立に際して、この茨城国を踏襲して成立したのが茨城郡であるとされる[4]


『常陸国風土記』の茨城郡条では、「茨城」の名称の由来として次の2つの説話が挙げられている。1つは、朝廷から派遣された大臣(多氏)一族の黒坂命が、先住民の賊を茨棘を用いて滅ぼしたというものである。またもう1つの説話では、黒坂命が人々を悪賊から守るため、茨で城を築いたという。これらは、いずれもヤマト政権の勢力拡大を英雄に仮託した起源説話としてよく見られるものであり、実際の起源については詳らかでない。以上の説話を別として「茨(いばら/うばら)の生えた地域」を指した呼称と見る説もある[4]


なお『和名抄』によれば、この茨城郡内には特に「茨城郷」が存在している。この茨城郷の比定地は石岡市茨城(ばらき)とする説が有力で、同地は常陸国の古国府や茨城郡の郡家も置かれたと推定される政治的中心地でもある。また付近の茨城廃寺跡(ばらきはいじあと)からは「茨木寺」の墨書を持つ土器が出土しており、「茨城」が古くは「茨木」とも記されたことが知られる[4]


明治維新後、藩県併置時代や廃藩置県の当初の段階では「茨城県」は設置されていなかった。その後すぐ行われた諸県の統合に際して、水戸・松岡・宍戸・笠間・下館・下妻の6県を主体として茨城県が成立したのが県名としての始まりとなる。これは水戸の属した茨城郡を県名に採用したことによるが、「水戸県」とならなかったのは水戸藩の新政府への貢献度が認められなかったためとされる。なお、水戸周辺は律令制時代には茨城郡でなく那珂郡に属したが、太閤検地の時に茨城郡に移管されている[4]


なお「茨城県」の「茨」の字は都道府県としては唯一、表外漢字字体であった(「茨」の脚部分は「次」ではなく「二欠」が正しい)[注 1]が、2010年の常用漢字改訂により常用漢字となっている。



読み


県名の「茨城」は、現在「いばらき」と読まれる。しばしば「いばらぎ」と誤読されがちである[5](大阪府茨木市と同じで、濁音になる地名は宮城県のみ)。歴史的な読みとしては、前身の茨城郡について『和名抄』では「牟波良岐」[6]、『常陸国風土記』の天保10年(1839年)刊本では「うばらき」と読み仮名が振られる[4]。現在の読み「いばらき」は、この「うばらき」が転訛したものになる。



地理・地域




茨城県の主要地形




主要河川




八溝山地と久慈川(大子町)


八溝山地と久慈川(大子町)

霞ヶ浦と筑波連山(行方市)


霞ヶ浦と筑波連山(行方市)

大洗海岸・神磯鳥居(大洗町)


大洗海岸・神磯鳥居(大洗町)



地方区分としては、関東地方、首都圏、北関東、東関東、東京圏などに分類される。東は太平洋となっており、北は福島県(東北地方)、西は栃木県および埼玉県、南は千葉県と接する。


県の面積は全国24位だが、平地に富むことから、可住地面積[注 2]では全国4位となる[8]



大地形



山岳地形

県の北側3分の1は山岳地帯になっている。ここは東北地方から茨城県北部にかけての太平洋側に連なる阿武隈山地(阿武隈高地)の南端に相当する。一帯は那珂川や久慈川などの河川による開析が進んでおり、那珂川と久慈川に挟まれた地域を八溝山地、久慈川と里川(久慈川支流)に挟まれた地域を久慈山地、里川の東側を多賀山地[9]と呼んでいる[10]

八溝山地は県の北西部を南北に縦走し、栃木県との県境になっている。この北西端には県内最高峰の八溝山(標高1022メートル)は福島県・茨城県・栃木県の県境になっている。八溝山地を侵食して東西に流れる河川を境にして、いくつかの山塊に区別することもあり、押川(久慈川支流)を南限とする八溝山塊、那珂川を南限とする鷲ノ子(とりのこ)山塊、JR東日本水戸線が走る低地を南限とする鶏足(とりあし)山塊などと呼ばれる。なお、これに筑波山や加波山を中心とする筑波山地(筑波山塊、筑波連山)を八溝山地に含める場合もある[10]

久慈山地は西の久慈川、東の里川(久慈川の支流)に挟まれている。この山地は北へいくほど東西の幅が狭くて標高が高いので、険しい。その北部を東西に短絡する月居峠[注 3]は古くから交通の要衝とみなされていた。この峠下には袋田の滝があり、県を代表する観光地になっている。この山地の主峰は男体山(標高653.7メートル)[10]

多賀山地は北へ行くほど幅が広く、なだらかな高原地形になっている。分水嶺は西側の里川に寄って偏っており、東側には大北川、花貫川、十王川(梁津川)などが入り込んで渓谷を作っている[10]


水系

県内を流れる一級河川には利根川那珂川久慈川があり、いずれも太平洋(鹿島灘)に注いでいる。

主要な河川として、利根川水系の支流鬼怒川小貝川が県西部を北から南へ流れている[8]。これらが合流する利根川の下流域は、古代には香取海と呼ばれる内海が形成されており、霞ヶ浦などはその名残と考えられている。なお、霞ヶ浦は西浦、北浦、外浪逆浦などに区分される場合もある[注 4]。このほか県内には牛久沼、涸沼などの淡水湖沼がある[8]

利根川水系の主な支流には、鬼怒川、小貝川のほか、新利根川、桜川。このほか江戸川や中川、権現堂川は茨城県と千葉県・埼玉県の県境の一部に、渡良瀬川は茨城県と栃木県の県境の一部になっている。


二級河川としては、大北川、十王川などがある。詳細は茨城県の二級水系一覧参照。

平野部

県の中部から南部は関東平野の一部になっている。一帯を常総平野と呼ぶ場合もある[8]。また、阿武隈山地よりも南側の茨城全域を常陸台地と呼び、千葉県北部の下総台地も含めて常総台地と総称することもある。久慈川、那珂川、利根川の各支流など、常総台地を流れる河川を境としてさらに細かい台地に区分する場合もある[11]

このほか、筑波山地の東部を八郷盆地(旧八郷町、現在の石岡市の一部)と呼ぶ場合もある。

その他の主要地形




  • 千波湖、涸沼、牛久沼、菅生沼、渡良瀬遊水地、常陸川水門、霞ヶ浦用水


  • 海浜:波崎海岸、下津海岸、大竹海岸、大洗海岸、阿字ヶ浦海岸、河原子海岸、伊師浜海岸、五浦海岸


  • :袋田の滝(日本三名瀑)





気候


太平洋側気候を呈し、冬季は少雨乾燥、夏季は多雨多湿となる。また、太平洋沿岸部は海洋性気候、内陸部は内陸性気候となる。全般に冬季は朝晩は沿岸部を除き放射冷却により気温が下がり、夏季は埼玉県に近接する一部地域を除き北東気流の影響を受けやすく比較的冷涼である。豪雪地帯に指定されている地域は存在しないが、南東部を除く地域、特に北西部山間部は南岸低気圧や北東気流の影響で局地的に大雪となることもある。なお、豪雪地帯に指定されている地域を持たない県としては最北端に位置する。




  • 北部沿岸部:北茨城市や日立市、高萩市などが該当。海に面するため県内では比較的温暖な地方であり、日立の冬季の気温は北部にありながらも南部に位置する鹿嶋と共に県内で最も高く、1月の平均最低気温は0.1°Cである。一方、夏季は冷涼であり、北茨城では8月の平均気温が23.5°Cと県内で最も低く、年間通して海洋性の気候の特色が出ている。


  • 北部山間部:常陸大宮市や常陸太田市、大子町などが該当。冬季の冷え込みは筑波山を除くと県内では最も厳しく、時に-10°C前後の冷え込みとなることもある。大子では1月の平均最低気温が-5.5°Cだが、夏の日中は猛暑日になるほど暑くなる。しかし、熱帯夜は稀であるなど内陸性の気候となっている。


  • 南東端部:鹿嶋市や神栖市などが該当。海洋性の気候であり、冬は冷え込みの少ない県内で最も温暖な地域である。特に、銚子に隣接する神栖市沿岸部は関東地方全体で見ても温暖な地域となっている。また、積雪となることは非常に少なく、夏は冷涼である。


  • 南西端部:古河市などが該当。県内では最も夏の暑さが厳しい地域であり、しばしば猛暑日を記録する。埼玉県や群馬県の平野部に近い気候特性で、冬季はからっ風の影響を受けやすい。朝晩の冷え込みは県内他地域に比べると幾分弱く、1月の平均最低気温は-1.7°Cと、太平洋沿岸部を除くと、内陸では霞ケ浦に隣接する土浦に次いで高くなっている。夏季の最低気温も古河は県内では最も高く、熱帯夜になることも珍しくない。


  • 中央部・南部平野部:水戸市からつくば市・龍ケ崎市にかけての県内の大部分が該当。冬季の気温は関東平野部では最も低い部類に入り、1月の最低気温平年値は、つくばで-3.2°C、鉾田で-3.1°C、最南部の龍ケ崎でさえ-2.4°Cなどと低くなっており、過去にはつくばで-17.0°C(1952年2月5日)、龍ケ崎で-15.5°C(1984年1月20日)を記録した。このように、平野部でも-10°C以下まで下がることがあり、21世紀に入ってからも下妻、筑西、鉾田では-10°C以下を観測している。しかし、霞ケ浦の影響を受ける地域では冷え込みが弱い。一方、夏季も北東気流の影響を受けやすいために、熱帯夜は少ない。水戸周辺などの東部地域では北東風により時に、突発的なゲリラ降雪をもたらす。また、晩春から初秋にかけて、まれに竜巻が発生する。





































































































茨城県内各地の平年値(統計期間:1971年 - 2000年、出典:気象庁・気象統計情報)
平年値
(月単位)
北部沿岸部 北部内陸部 中部 西部 南部 南東部
北茨城 日立 大子
常陸大宮市
小瀬
水戸 笠間 下妻 古河 つくば 筑波山 土浦 龍ケ崎 鉾田
鹿嶋
平均
気温
°C
最暖月
23.4
(8月)
24.6
(8月)
24.5
(8月)
24.3
(8月)
25.0
(8月)
24.9
(8月)
25.3
(8月)
26.1
(8月)
25.2
(8月)
20.7
(8月)
25.7
(8月)
25.4
(8月)
24.6
(8月)
25.1
(8月)
最寒月
3.5
(1月)
4.4
(1月)
0.3
(1月)
1.5
(2月)
2.8
(1月)
2.1
(1月)
2.6
(1月)
3.2
(1月)
2.3
(1月)
-0.5
(1月)
3.6
(1月)
2.9
(1月)
2.5
(1月)
4.4
(1月)

降水量
(mm)
最多月
206.7
(9月)
201.4
(9月)
214.9
(9月)
208.8
(9月)
193.9
(8月)
194.0
(9月)
190.4
(9月)
183.3
(9月)
186.6
(9月)
181.0
(9月)
168.2
(9月)
179.0
(9月)
196.6
(9月)
215.1
(9月)
最少月
30.0
(12月)
28.9
(12月)
29.3
(12月)
26.9
(12月)
33.1
(12月)
29.0
(12月)
27.5
(12月)
22.6
(12月)
34.6
(12月)
26.2
(1月)
30.9
(12月)
33.6
(12月)
34.8
(12月)
49.2
(12月)


自然公園




奥久慈男体山(奥久慈県立自然公園)


奥久慈男体山(奥久慈県立自然公園)

愛宕山(吾国・愛宕県立自然公園)

愛宕山(吾国・愛宕県立自然公園)



国定公園

  • 水郷筑波国定公園

県立自然公園


  • 奥久慈県立自然公園

  • 花園花貫県立自然公園

  • 高鈴県立自然公園

  • 太田県立自然公園

  • 御前山県立自然公園

  • 大洗県立自然公園

  • 笠間県立自然公園

  • 吾国・愛宕県立自然公園

  • 水戸県立自然公園


ジオパーク

  • 筑波山地域ジオパーク


地域区分






















地域区分と2018年10月1日推計人口
内陸側

太平洋側
(栃木県)

県北
0603,700人)
(太平洋)

県央
0462,073人)

県西
(542,608人)

県南
(1,003,412人)

鹿行
(271,150人)



茨城県 地域区分図


県域は、自然的条件から、広義では県南、県央、県北、鹿行に四分される。さらに社会・経済的特性とくに都市化を条件に加えると広義の県南は県南、県西に二分される[12]



県庁が定める地域区分


茨城県には32市7郡10町2村がある(町は全て「まち」、村は「むら」と読む)。それらは、県庁によって以下の5つの地域に区分されている。以下、地域内人口と、都市圏等を記載する(地域内人口は2005年国勢調査の値、都市圏の人口は2010年国勢調査に基づく都市雇用圏の値)。


茨城県は、全国47都道府県の内、11番目に人口が多い。総面積は全国24番目であるが、可住地面積では全国第4位である。これらの統計で見ると、特定の都市に一極集中せず、全体に広く人口が分布しているとも言えるが、地域圏でみると、人口約300万人のうち、約1/3が東京圏(列びにつくば都市圏)に含まれ、残りの200万人がそれぞれの地域で農業や小規模な商工業を基盤とした地域圏を形成している。



県北地域

人口603,700人。地域内に日立都市圏(337,005人)を有する。県北は「けんほく」[13][14]や「けんぽく」[15][16][17]の読みが見られる。



市部



  • 日立市(178,658人)


  • ひたちなか市(155,681人)


  • 常陸太田市(49,767人)


  • 高萩市(28,283人)


  • 北茨城市(42,681人)


  • 常陸大宮市(40,747人)


  • 那珂市(53,585人)




郡部(町村部)



  • 那珂郡(37,616人)

    • 東海村(37,616人)



  • 久慈郡(16,682人)

    • 大子町(16,682人)







県央地域

人口462,073人。地域内および県北地域に水戸都市圏(662,430人)が存在する。



市部



  • 水戸市(270,289人) - 県庁所在地、特例市


  • 笠間市(75,030人)


  • 小美玉市(49,656人)




郡部(町村部)


  • 東茨城郡(67,098人)


    • 茨城町(32,103人)


    • 大洗町(16,232人)


    • 城里町(18,763人)







鹿行地域

人口271,150人。かつての鹿島郡(現・鉾田、鹿嶋、神栖の3市)と行方郡(現・行方、潮来の2市)から1字ずつとった名称である。学校の部活動の地区名など「県東(けんとう)」と呼ばれることもある。神栖都市圏(265,117人)は千葉県の一部にも広がりがある。


市部



  • 鹿嶋市(67,578人)


  • 潮来市(28,227人)


  • 神栖市(95,200人)


  • 鉾田市(46,841人)


  • 行方市(33,304人)



県南地域

人口1,003,412人。地域内は東京都市圏の一部(324,030人)に含まれるほか、県内を中心とする都市圏では最大規模であるつくば都市圏(843,609人)を有する。



市部



  • つくば市(237,039人) - 業務核都市・特例市


  • 土浦市(139,414人) - 業務核都市


  • 取手市(105,129人)


  • 牛久市(84,785人) - 業務核都市


  • 龍ケ崎市(77,078人)


  • 石岡市(73,883人)


  • 守谷市(66,876人)


  • 稲敷市(40,634人)


  • かすみがうら市(41,131人)


  • つくばみらい市(50,675人)




郡部(町村部)



  • 稲敷郡(71,136人)


    • 阿見町(47,570人)


    • 河内町(8,640人)


    • 美浦村(14,926人)




  • 北相馬郡(15,632人)

    • 利根町(15,632人)







県西地域

人口542,608人。地域内は小山都市圏の一部(51,160人)、東京都市圏の一部(8,370人)に含まれるほか、古河都市圏(210,767人)、筑西都市圏(142,267人)を有する。



市部



  • 古河市(139,853人)


  • 筑西市(101,784人)


  • 常総市(60,337人)


  • 坂東市(52,559人)


  • 結城市(51,160人)


  • 桜川市(40,483人)


  • 下妻市(42,309人)




郡部(町村部)



  • 結城郡(21,450人)

    • 八千代町(21,450人)



  • 猿島郡(32,673人)


    • 五霞町(8,370人)


    • 境町(24,303人)








その他の地域区分


水戸地方気象台が気象情報や注意報と警報などを発表する区分は、県北地域、県央地域、鹿行地域、県南地域、県西地域に分けられている。これらに分類される市町村は県庁が定める地域区分と同じである。また、県北地域と県央地域を合わせて茨城県北部、鹿行地域、県南地域、県西地域を合わせて茨城県南部と表す場合がある(水戸地方気象台が気象予報や注意報と警報などを発表する場合など)。



北部・南部

かつての気象予報区や、陸運事務所の管轄はこれに近い。北部が茨城県( - 1875年5月6日)、南部が旧・印旛県(千葉県)北西部、旧・新治県北部に当たる。

北部・南東部・南西部

旧・新治県のうち現在茨城県の部分を、国道51号沿線の南東部(鹿行地域)と、国道6号沿線の南西部に分ける。この場合旧・印旛県のうち現在茨城県の部分は南西部となる。

「地方」に市町村名などを冠していう方法

市町村の事務組合で使用されることがある。



地域的特徴




茨城県の位置(茨城県内)


桜川市




笠間市




水戸市




日立市




土浦市




古河市




石岡市




結城市




取手市




龍ケ崎市




下妻市




坂東市




常総市




常陸太田市




高萩市




北茨城市




2




牛久市




つくば市




ひたちなか市




鹿嶋市




稲敷市




潮来市




守谷市




常陸大宮市




那珂市




筑西市




1




神栖市




行方市




鉾田市




小美玉市




茨城町




大洗町




城里町




東海村




大子町




阿見町




美浦村




八千代町




五霞町




境町




利根町




河内町




茨城県の自治体 /  表示 
略数字 : 1.かすみがうら市, 2.つくばみらい市


北部(県央地域と県北地域。1875年5月6日までの茨城県)と南部(旧・印旛県北西部、旧・新治県北部)では地域色が異なっており、旧・新治県でも、国道51号沿線(大洗鹿島線+鹿島線)と国道6号(常磐線)沿線、旧・印旛県でも国道6号(常磐線)沿線、つくばエクスプレス沿線、県西地域とでは、経済的基盤も異なっている。


北部で人口が減少し、南部で人口が増加傾向にある状態を「南北格差[18]」または「南北問題[19]」と呼ぶことがある。地域格差を解消するための施策として、県では、2006年から2010年度までの5ヶ年計画で、鹿行・県南・県西の各地域を「南部広域連携圏」とし、県北山間・県北臨海・県央の各地域を「北部広域連携圏」に分けた展開の方向性を示している。「南部圏」は、南関東との更なる連携を強める交通インフラに重点を置いた地域造りを、「北部圏」は、北関東における物流拠点や先端産業拠点と、広域交通基盤の整備を目指している。また、県庁内に、県北地域の振興を専門に行なう県北振興室が新設され、県北地域振興を担う(財)グリーンふるさと振興機構とともに、「いばらき さとやま生活」と名付けた主に団塊世代をターゲットにした移住・二地域居住など、県北地域(ひたちなか市・那珂市・東海村を除く)でのゆったりと豊かなライフスタイルを発信、推進している。


北部(県北・県央地域)



  • 水戸を中心とした地域である。


  • 1978年(昭和53年)4月17日より車のナンバーは北部(県北・県央地域)全域が「水戸」である[20]


  • 戦国時代は佐竹氏の領地、江戸時代には水戸藩の領地に属した。


  • 日立市、ひたちなか市およびその周辺には、日立製作所関連の工場が多く存在する。それらの地域では、日立市という地名と区別するため、日立製作所を「日製(にっせい)」と呼ぶ場合が多い。

  • 人口減少や大型店の撤退などが相次いでいる。また、山間部には過疎地域も存在し、年々増加する傾向にある。これは、東京一極集中などの影響で青年層が都市部へ流出していることが原因の一つだと見られている。

  • 利用者の減少が続いていた日立電鉄線が、設備更新の経費増大などを理由に廃線となった。


  • 北関東自動車道(2011年3月19日に全線開通)が同地域と栃木県・群馬県を結んでいる。


  • 重要港湾である茨城港(日立港区、常陸那珂港区、大洗港区)は、一大物流拠点となっている。


  • 2010年3月11日に茨城空港が開港した。


  • 東海村や大洗町周辺は、東海第二発電所を初め、原子力関連施設が集中する地域の一つである。


  • 久慈川以北の沿岸部である旧多賀郡では、方位を指す際に、「海側・山側・水戸側・平側(たいらがわ)」と呼ぶことがある。


  • 2011年9月5日に県北地域と水戸市を含むエリアが茨城県北ジオパークとして認定された。しかし、2017年(平成29年)12月22日に認定が取り消された。


南部(県南地域)




  • つくばを中心とした地域。かつては土浦が中心的役割を担っていた。


  • 1875年5月6日まで「千葉県(旧・印旛県)」もしくは「新治県」の一部で、常磐線・つくばエクスプレスや国道6号・国道294号を中心とした地域。


  • 平安時代には平将門の地盤となった地域で、かつては守谷藩、谷田部藩、牛久藩、常陸府中藩、柿岡藩、常陸北条藩、土浦藩、江戸崎藩、龍ヶ崎藩、志筑藩、玉取藩、小張藩、常陸古渡藩、片野藩の領地に属した。


  • 水郷筑波国定公園の一角で、筑波山、霞ヶ浦(西浦)を有する地域である。

  • 立地上、南側志向が強い地域で、千葉県や東京都、埼玉県などとの繋がりが深い。一方で、居住地以北の繋がりが限定的であり、県内他地域との繋がりが浅い。


  • 2005年開通のつくばエクスプレス沿線における大規模なニュータウンの造成、圏央道の整備が進んでおり、人口増加、大型店進出が続いている。

  • 東京都内や千葉県などへ通勤・通学する人が多い。逆に、千葉県東葛地域などから茨城県南部への昼間人口移動も活発である。このために、千葉県と相互に強い影響を及ぼしあっている茨城県の地域という意味で、「ちばらき」とも言われ、また時として揶揄されている。


  • 1970年代以降に茨城県南西部に転入して来た住民は、ニュータウンの造成などによる転入が特徴的で、東京都内に通勤・通学する住民も多い。消費活動も通勤・通学先で行われる傾向があり、特に東京都区部に通勤・通学する住民は、「茨城都民」と諷刺されることもある[21]。そのため、場合によっては茨城県南西部も南関東に含まれることがある。


  • 国政選挙の投票率は県内最高位だが、県知事選挙の投票率は県内最低位である。この現象を、一部の全国紙ローカル面では「県南現象[21]」と呼ぶことがある。


  • 1978年(昭和53年)4月17日より車のナンバーは県南地域全域が「土浦」であったが、2007年(平成19年)2月13日からつくば市、守谷市、つくばみらい市はご当地ナンバーである「つくば」となった[22][23]。これ以外の県南の市町村では引き続き「土浦」を使用している。


東部(鹿行地域)



鹿島臨海工業地帯(鹿嶋市・神栖市)

鹿島臨海工業地帯(鹿嶋市・神栖市)

波崎海岸の風力発電設備(神栖市)

波崎海岸の風力発電設備(神栖市)





  • 1978年(昭和53年)4月17日より車のナンバーは鹿行地域全域が「水戸」である[24]


  • 鹿嶋や潮来を初めとする地域。1875年5月6日までは「新治県」の一部で、大洗鹿島線・鹿島線・東関東自動車道・国道51号の沿線。


  • Jリーグ・鹿島アントラーズのホームタウンに鹿行地域の全域が指定されている。その本拠地たる鹿嶋にはサッカーが定着していて、鹿島学園高等学校や鹿島高等学校が全国高等学校サッカー選手権大会で力を付けてきている。

  • 県南同様に水郷筑波国定公園の一角で、筑波山を望む地域である。水郷(前川あやめ園・十二橋めぐり)や鹿島神宮など歴史ある観光名所がある。


  • 鹿島灘沿岸の鹿嶋、神栖、鉾田にはレジャーに適した海岸や海水浴場があり、各地からサーフィンに訪れる。

  • 主に鹿嶋・潮来・神栖は、国道51号、東関東自動車道沿線である千葉県香取、成田、千葉や総武線沿線の銚子などとの繋がりが深い。このため、こちらも「ちばらき」と諷刺されることがある。

  • 神栖は鹿行の中で最も人口が多く、県警は治安の悪化を防ぐために(仮称)神栖警察署新設が決定した[25]


  • 農業では、鉾田が遠州灘沿岸(静岡県西部と愛知県東部)と列ぶメロンの大産地で出荷量は日本一である。


  • 鹿島港を中心に鹿島臨海工業地帯が造成されて以降は、鉄鋼や石油化学などが集中する臨海工業地域になっている。鹿島灘沿岸では、鹿嶋や神栖を中心に風力発電の施設が集中している。


西部(県西地域)




  • 古河や筑西を初めとする地域。元の猿島郡(一部は西葛飾郡より編入)、真壁郡、結城郡(一部は豊田郡、岡田郡より編入)に相当し、旧・真壁郡以外はかつて下総国、千葉県に属した。

  • 古河は宇都宮線の沿線にあるため、埼玉県や栃木県の一部だと誤認されることも多い。


  • 結城も新4号国道が通っているため、埼玉県や栃木県・群馬県(両毛)との繋がりが深いのに対して、県内他地域との繋がりは浅い。

  • 国や県の出先機関が集中する筑西も栃木県との境にあり、県庁所在地である水戸方面との繋がりは浅い(自動車・鉄道とも栃木県の県庁所在地である宇都宮市の方が、水戸よりもはるかに近い)。

  • 1978年(昭和53年)4月17日より車のナンバーは県西地域全域が「土浦」であったが、2007年(平成19年)2月13日から県西地域全域がご当地ナンバーである「つくば」となった[26][27]

  • 古河市・五霞町・境町および坂東市の一部はNTT東日本栃木支店の管轄地域であり、電気通信上栃木県扱いとなる。同地域では、2010年1月をもってフレッツ光の全面供用が開始されたが、他の県西地域では現在も一部の市街地での提供に留まる。



歴史




先史


本県に人が住み始めたのは、今からおよそ2万4000年前の火山灰層(姶良・胆沢火山灰、略してAT)の堆積前後からであると考えられている。この層の下からナイフ形石器や局部磨製石器、焼けた礫石群が見つかっている。これらの石器の後に細石刃が北(樺太・北海道・東北)と南(九州・西日本)から伝播する。この時期の遺跡としては後野B遺跡(ひたちなか市)などから確認されている。細石刃核・細石刃・彫器・掻器などが出土している[28]



明治から第二次世界大戦まで


現県域には水戸藩他14藩と県域外諸大名の飛び地、幕領・旗本領などが錯綜していた。1868年(慶応4年、明治元年)、幕府の解体により旧・幕領・旗本領は新政府の直轄地とされ、6月に粥川満明(三上藩士)が常陸知県事に、8月には佐々府貞之丞(肥後藩士)が下総知県事に任命され、常総の民政を担当した。翌1869年(明治2年)1月に下総知県事の管轄地が葛飾県、2月に常陸知県事の管轄地が若森県になった。こうした動きの中で、同年6月に版籍奉還が行われ、1871年(明治4年)7月の廃藩置県を経て、同年11月、現在の県域は茨城県および新治県、印旛県のそれぞれ一部に統合された。1875年(明治8年)5月に新治県が分割され、そのうち常陸国6郡が茨城県と合併し、同時に千葉県(1873年(明治6年)に印旛県と木更津県が合併)から概ね利根川以北に当たる区域を編入して現在の茨城県が成立した。




  • 1868年(慶応4年、明治元年)


    • 1月24日 - 松岡藩設置。


    • 4月5日 - 討幕軍、結城城を攻撃し、落城。


    • 4月11日 - 徳川慶喜、江戸より水戸へ退去し、弘道館で謹慎。


    • 6月27日 - 常陸知県事任命。


    • 7月14日 - 志筑藩設置。


    • 8月8日 - 下総知県事任命。


    • 10月1日 - 弘道館の戦い。




  • 1869年(明治2年)


    • 1月13日 - 下総知県事の管轄区域をもって葛飾県が成立(県庁所在地は現・千葉県流山市)。


    • 2月9日 - 常陸知県事の管轄区域をもって若森県が成立(県庁所在地は現・つくば市⇒若森県庁参照)。


    • 6月17日 - 版籍奉還を受けた政府が徳川昭武を水戸藩知事(知藩事)に任命。以下、6月24日まで現県域内各藩主が知藩事に任命される。
      • 現県域内に藩庁を置く藩:水戸藩、松岡藩、宍戸藩、笠間藩、下館藩、下妻藩、麻生藩、石岡藩(旧・常陸府中藩)、土浦藩、志筑藩、牛久藩、谷田部藩、結城藩、古河藩





  • 1870年(明治3年)

    • 12月 - 水戸藩禄制改革。


    • 12月24日 - 守山藩(磐城国)の移転により松川藩成立。




  • 1871年(明治4年)


    • 2月7日 - 谷田部藩が下野国に移転、茂木藩となる。


    • 2月8日 - 大網藩(上総国)の移転により龍崎藩成立。

    • 7月14日 - 廃藩置県により、現県域内3県15藩が18県となる。

      • 従来の県が継続:若森県、葛飾県、宮谷県

      • 藩から県へ転換:水戸県、松岡県、宍戸県、笠間県、下館県、下妻県、麻生県、石岡県、土浦県、志筑県、牛久県、松川県、龍崎県、結城県、古河県




    • 11月14日 - 府県統合により現県域内に以下の3県が成立。

      • 水戸県、松岡県、宍戸県、笠間県、下館県、下妻県→茨城県

      • 若森県、麻生県、石岡県、土浦県、志筑県、牛久県、松川県、龍崎県、多古県、小見川県、高岡県→新治県

      • 葛飾県、結城県、古河県、関宿県、佐倉県、生実県、曾我野県→印旛県

      • 宮谷県は木更津県に統合されるが、常陸・下総国内の同県管轄地は新治県に編入される。

      • 各県の管轄区域は以下の通り。

        • 茨城県(県庁所在地:茨城郡水戸)[注 5]:常陸国多賀郡、久慈郡、那珂郡、茨城郡、真壁郡


        • 新治県(県庁所在地:新治郡土浦):常陸国鹿島郡、行方郡、新治郡、筑波郡、信太郡、河内郡、下総国海上郡、匝瑳郡、香取郡


        • 印旛県(県庁所在地:葛飾郡加村〈現・流山市〉[注 6]):下総国結城郡、豊田郡、岡田郡、猿島郡、葛飾郡、相馬郡、印旛郡、埴生郡、千葉郡








  • 1872年(明治5年)

    • 1月29日 - 水戸・弘道館裏に県庁開設。



  • 1873年(明治6年)


    • 2月3日 - 水戸に県下初の共立小学校創設。

    • 4月 - 茨城県議事条例制定。


    • 6月15日 - 印旛県と木更津県が合併し、千葉県が成立(県庁所在地:千葉郡千葉)。




  • 1875年(明治8年)


    • 5月7日 - 新治県が廃止・分割され、同県管下のうち下総国3郡は千葉県、常陸国6郡が茨城県と合併される。同日、千葉県管下のうち結城、岡田、豊田、猿島の4郡および葛飾、相馬2郡の利根川以北が茨城県に移管され、17郡を管下とする現在の茨城県が成立した。


    • 9月15日 - 大区・小区制改正、12大区133小区に区分。




  • 1876年(明治9年)


    • 11月27日 - 真壁郡吉間村他数か村で農民一揆。


    • 12月8日 - 那珂郡小瀬地方で農民一揆。




  • 1878年(明治11年) - 郡区町村編制法により茨城郡を東茨城郡、西茨城郡に分割、茨城県管下の葛飾郡を西葛飾郡、相馬郡を北相馬郡と改称。県下18郡となる。


  • 1888年(明治21年) - 県内人口が100万人を突破。


  • 1889年(明治22年)4月1日 - 市制・町村制施行、水戸市が発足。


  • 1896年(明治29年)4月1日 - 郡制施行。信太郡と河内郡が合併して稲敷郡となり、豊田郡および岡田郡が結城郡と、西葛飾郡が猿島郡と合併して県下14郡となる。


  • 1899年(明治32年)4月1日 - 千葉県香取郡の一部(利根川および横利根川以北)を稲敷郡に編入。現・茨城県の県域がほぼ確定する。


  • 1939年(昭和14年)9月1日 - 日立市市制施行。


  • 1940年(昭和15年)11月3日 - 土浦市市制施行。



昭和後期(第2次世界大戦後)




  • 1947年(昭和22年) - 初の県知事選挙。人口200万人突破。


  • 1949年(昭和24年) - 茨城大学発足。


  • 1950年(昭和25年) - 古河市市制施行(8月1日)。


  • 1954年(昭和29年) - 石岡市(2月11日)、下館市、結城市(以上3月15日)、龍ケ崎市(3月20日)、那珂湊市(3月31日)、下妻市(6月1日)、水海道市(7月10日)、常陸太田市(7月15日)、勝田市(11月1日)、高萩市(11月23日)市制施行。横山大観と板谷波山が名誉県民に。


  • 1956年(昭和31年) - 北茨城市市制施行(3月31日)。


  • 1958年(昭和33年) - 笠間市市制施行(8月1日)。


  • 1965年(昭和40年) - 日本原子力発電公社東海発電所、試験発電成功。


  • 1969年(昭和44年) - 筑波研究学園都市起工。


  • 1970年(昭和45年) - 国鉄(現・JR東日本)鹿島線(香取駅-鹿島神宮駅間)が開業(8月20日)。取手市市制施行(10月1日)。


  • 1971年(昭和46年) - 大規模ニュータウン「常総ニュータウン」起工。


  • 1972年(昭和47年) - 岩井市市制施行(4月1日)。


  • 1973年(昭和48年) - 筑波大学発足。


  • 1974年(昭和49年) - 茨城国体・第10回全国身体障害者スポーツ大会開催。


  • 1976年(昭和51年) - 第27回全国植樹祭開催。


  • 1977年(昭和52年) - 常磐自動車道、大規模ニュータウン「竜ヶ崎ニュータウン」起工。


  • 1981年(昭和56年) - 県内初の高速道路である、常磐自動車道柏IC〜谷田部ICが開通。


  • 1985年(昭和60年) - 国際科学技術博覧会(通称:科学万博)開催。


  • 1986年(昭和61年) - 牛久市市制施行(6月1日)。エミリア・ロマーニャ州(イタリア)とエソンヌ県(フランス)と、国際友好州県を提携する。


  • 1987年(昭和62年) - つくば市市制施行(11月30日)。東関東自動車道佐原香取IC(千葉県)〜潮来IC(茨城県)の県内初区間開通。


  • 1988年(昭和63年) - 常磐自動車道県内区間が全通。第8回全国豊かな海づくり大会開催。



平成




  • 1993年(平成5年) - 森田茂が名誉県民に。


  • 1994年(平成6年) - ひたちなか市市制施行(勝田市と那珂湊市が合併、11月1日)。北関東自動車道、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス(当時の常磐新線)起工。


  • 1995年(平成7年) - 鹿嶋市市制施行(9月1日)。第6回世界湖沼会議が霞ヶ浦沿岸地域で開催される。


  • 1997年(平成9年) - 人口300万人突破(北部で減少、南部で増加)。


  • 1998年(平成10年) - 第7回全国知的障害者スポーツ大会開催。


  • 1999年(平成11年) - 現在の茨城県庁舎竣工。総工費は約800億円で、都道府県庁舎としては、東京都、群馬県に次いで全国第3位。高さは116mで、県内最高の高層ビルに。東海村JCO臨界事故が発生(9月30日)。


  • 2000年(平成12年) - 北関東自動車道 友部JCT〜水戸南ICが北関東自動車道で初めて開通(3月18日)。


  • 2001年(平成13年) - 潮来市市制施行(4月1日)。カシマサッカースタジアムがリニューアルオープン。


  • 2002年(平成14年) - 守谷市市制施行(2月2日)。2002 FIFAワールドカップ、2002年茨城総体開催。


  • 2003年(平成15年) - 首都圏中央連絡自動車道つくばJCT〜つくば牛久ICの県内初区間が開通。


  • 2004年(平成16年) - 常陸大宮市市制施行(10月16日)。


  • 2005年(平成17年) - 那珂市(1月21日)、坂東市(岩井市ほか1町が合併)、稲敷市(以上3月22日)、筑西市(下館市ほか3町が合併)、かすみがうら市(以上3月28日)、神栖市(8月1日)、行方市(9月2日)、桜川市(10月1日)、鉾田市(10月11日)市制施行。首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス開業。第56回全国植樹祭開催。


  • 2006年(平成18年) - 水海道市が1町を編入して常総市と改称(1月1日)。小美玉市、つくばみらい市(以上3月27日)市制施行。2004年から続いた平成の大合併が全て施行され、32市10町2村に再編される。第18回全国生涯学習フェスティバルまなびピアいばらき2006開催。


  • 2007年(平成19年) - ご当地ナンバーの「つくばナンバー」が県南のつくばエクスプレス沿線3市・県西の10市町村の計13市町で導入される。首都圏中央連絡自動車道つくば牛久IC〜阿見東IC開通(3月10日)。第20回全国健康福祉祭茨城大会ねんりんピック茨城2007開催。


  • 2008年(平成20年) - 第23回国民文化祭・いばらき2008開催。北関東自動車道栃木県の真岡IC〜桜川筑西IC開通(県内区間が全通、12月20日)。日立港、常陸那珂港、大洗港を茨城港として統合(12月25日)。


  • 2009年(平成21年) - 首都圏中央連絡自動車道阿見東IC〜稲敷IC開通(3月21日)。第47回技能五輪全国大会・第31回全国障害者技能競技大会・いばらき大会2009開催。


  • 2010年(平成22年) - 東関東自動車道茨城町JCT〜茨城空港北IC開通(3月6日)。小美玉市に茨城空港が開港(3月11日)。首都圏中央連絡自動車道つくば中央IC〜つくばJCT開通(4月24日)。


  • 2011年(平成23年) - 県内全域で東日本大震災の被害に遭う(3月11日)。県北地域と水戸市を含むエリアが茨城県北ジオパークとして認定される(9月5日)。


  • 2014年(平成26年) - 第38回全国高等学校総合文化祭(いばらき総文2014)開催。日本全国から高校生が集結する日本の文化祭典が開催される。首都圏中央連絡自動車道稲敷IC〜神崎IC開通(4月12日)。


  • 2015年(平成27年) - 鬼怒川の堤防が決壊し、大規模な洪水に伴い多くの死者行方不明者やけが人が出る。首都圏中央連絡自動車道久喜白岡JCT〜境古河IC開通(3月29日)。


  • 2016年(平成28年) - KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭開催(9月17日から11月20日)。


  • 2017年(平成29年) - 首都圏中央連絡自動車道境古河IC〜つくば中央IC開通(県内区間が全通、2月26日)。茨城県北ジオパークが認定を取り消される(12月22日)。


  • 2018年(平成30年) - 東関東自動車道茨城空港北IC~鉾田IC開通(2月3日)



人口・面積


1920年(大正9年)に135万人と関東地方では東京府(現・東京都)に次ぐ人口であったが、その後は緩やかに増加傾向が続き、1950年(昭和25年)に204万人、1999年(平成11年)に300万人になり、その後は緩やかに減少傾向にある。また、現在の人口は政令指定都市を持たない県で最大である。また関東地方で唯一、中核市が無い県である。


合計特殊出生率は1.37人と全国平均の1.37人と同じであり(平成20年)、総人口は北部山間部での減少が著しく、つくばエクスプレスの沿線開発が進む南部での増加が著しい。県は5つの地域区分に対して人口の3分の1が東京通勤圏に位置する南部に集中し、その一方で北部や西部などでは定住者に奨励金を交付する定住化促進制度を導入するなど人口減少を食い止める施策が行われている。


2019年1月1日現在の県人口(推計)は、県の常住人口調査で288万1020人となり、前年と比べ1万4887人減少した。2004年から15年連続の減少で、減少幅は統計が残る1965年以降で最大となった。前年に続き出生・死亡による自然動態が1万人を超す減少となり、転入・転出による社会動態は3年ぶりに転出超過に転じた。総務省が1月末に発表した住民基本台帳人口移動報告でも、本県は全国最多となる7744人の転出超過となった。同報告は国外との転入転出を含まない[29]




茨城県市町村人口増減率分布図(2005年度と2010年度国勢調査から算出)


















Demography08000.svg
茨城県と全国の年齢別人口分布(2005年)
茨城県の年齢・男女別人口分布(2005年)


紫色 ― 茨城県
緑色 ― 日本全国



青色 ― 男性
赤色 ― 女性

茨城県(に相当する地域)の人口の推移








総務省統計局 国勢調査より






























































































































































































































































































































茨城県の市町村の人口、面積、人口密度(2018年10月1日)
市町村 人口 面積 人口密度
1 水戸市 270,289 人 217.32km2
1,244人/km2
2 日立市 178,658 人 225.78km2
791人/km2
3 土浦市 139,414 人 122.89km2
1,134人/km2
4 古河市 139,853 人 123.58km2
1,132人/km2
5 石岡市 73,883 人 215.53km2
343人/km2
6 結城市 51,160 人 65.76km2
778人/km2
7 龍ケ崎市 77,078 人 78.55km2
981人/km2
8 下妻市 42,309 人 80.88km2
523人/km2
9 常総市 60,337 人 123.64km2
488人/km2
10 常陸太田市 49,767 人 371.99km2 134人/km2
11 高萩市 28,283 人 193.58km2
146人/km2
12 北茨城市 42,681 人 186.80km2
228人/km2
13 笠間市 75,030 人 240.40km2
312人/km2
14 取手市 105,129 人 69.94km2
1,503人/km2
15 牛久市 84,785 人 58.92km2
1,439人/km2
16 つくば市 237,039 人 283.72km2
835人/km2
17 ひたちなか市 155,681 人 99.96km2
1,557人/km2
18 鹿嶋市 67,578 人 106.02km2
637人/km2
19 潮来市 28,227 人 71.40km2
395人/km2
20 守谷市 66,876 人 35.71km2

1,873人/km2
21 常陸大宮市 40,747 人 348.45km2
117人/km2
22 那珂市 53,585 人 97.82km2
548人/km2
23 筑西市 101,784 人 205.30km2
496人/km2
24 坂東市 52,559 人 123.03km2
427人/km2
25 稲敷市 40,634 人 205.81km2
197人/km2
26 かすみがうら市 41,131 人 156.60km2
263人/km2
27 桜川市 40,483 人 180.06km2
225人/km2
28 神栖市 95,200 人 146.98km2
648人/km2
29 行方市 33,304 人 222.48km2
150人/km2
30 鉾田市 46,841 人 207.61km2
226人/km2
31 つくばみらい市 50,675 人 79.16km2
640人/km2
32 小美玉市 49,656 人 144.74km2
343人/km2
33 茨城町 32,103 人 121.58km2
264人/km2
34 大洗町 16,232 人 23.74km2
684人/km2
35 城里町 18,763 人 161.80km2
116人/km2
36 東海村 37,616 人 38.00km2
990人/km2
37 大子町 16,682 人 325.76km2
51人/km2
38 美浦村 14,926 人 66.61km2
224人/km2
39 阿見町 47,570 人 71.40km2
666人/km2
40 河内町 8,640 人 44.30km2
195人/km2
41 八千代町 21,450 人 58.99km2
364人/km2
42 五霞町 8,370 人 23.11km2
362人/km2
43 境町 24,303 人 46.59km2
522人/km2
44 利根町 15,632 人 24.90km2
628人/km2


政治・行政



知事



  • 大井川和彦(2017年9月26日〜、公選 第19代、1期目)
    • 戦後の大井川までの公選知事は5人と、石川県(4人)に次いで少数である。




県議会




  • 定数:63人

  • 任期:2015年1月8日〜2019年1月7日



































会派名 人数

いばらき自民党
45

自民県政クラブ
5

国民民主党
5

公明党
4

日本共産党
3

無所属
1
欠員
0

茨城県議会議員選挙は、統一地方選挙では実施されない数少ない都県の一つ(他は岩手県、宮城県、福島県、東京都、沖縄県)である。これは1966年(昭和41年)、県議会議長ポストをめぐって汚職事件が発生したことにより、同年12月21日に茨城県議会が解散したことによる。



衆議院




  • 茨城県第1区 - 田所嘉徳(自由民主党)


  • 茨城県第2区 - 額賀福志郎(自由民主党)


  • 茨城県第3区 - 葉梨康弘(自由民主党)


  • 茨城県第4区 - 梶山弘志(自由民主党)


  • 茨城県第5区 - 石川昭政(自由民主党)


  • 茨城県第6区 - 国光文乃(自由民主党)


  • 茨城県第7区 - 中村喜四郎(無所属)



参議院


  • 茨城県選挙区(定数4)

    • 2019年改選 上月良祐(自由民主党)/ 藤田幸久 (立憲民主党)

    • 2022年改選 岡田広(自由民主党)/ 郡司彰(無所属)



県全体では、国政選挙・県政選挙ともに投票率が低い傾向があり、参議院議員通常選挙をとってみると、第16回参院選(36.62%)・第17回参院選(36.94%)・第18回参院選(50.99%)・第19回参院選(50.18%)・第20回参院選(50.07%)と、選挙区の投票率が3回連続全国最低やワースト2位となっている他、知事選挙では1997年9月14日が31.87%、2001年9月16日が29.93%。衆議院議員総選挙でも年々下がり続け50%台で推移、県議選も2002年は40%台まで落ち込んだ。茨城県選挙管理委員会では、投票率を向上させる施策を県民から公募し、銀行やコンビニATMに投票を呼びかける案などを実行したりしているが、特に大きな変化は見られない。選挙区の投票率を予想して応募し、ぴったり当てると特産のメロンや常陸牛がもらえたり、県内の中学生からメッセージを募集し、ラジオCMで流したりするキャンペーンを行った第21回参院選では、全国ワースト2位であった。



財政



平成16年度



  • 財政力指数 0.53
    • Iグループ(財政力指数0.5以上、1.0未満)8自治体中7位



平成17年度


  • 財政力指数 0.55
    • Iグループ(財政力指数0.5以上、1.0未満)10自治体中7位



平成18年度


  • 財政力指数 0.60
    • Iグループ(財政力指数0.5以上、1.0未満)16自治体中7位



平成19年度


  • 財政力指数 0.64
    • Iグループ(財政力指数0.5以上、1.0未満)17自治体中6位



姉妹提携都市




  • フランスの旗 エソンヌ県(フランス共和国)


  • イタリアの旗 エミリア=ロマーニャ州(イタリア共和国)



経済・産業



県内の主要企業


ここでは、県内ローカル規模やそれに近い企業以外で本県に本社を有する企業を述べる。



稲敷市


  • ネスレ日本(登記上の本店)

小美玉市

  • タカノフーズ

古河市


  • ばんどう太郎

  • トモヱ乳業


常総市


  • 菓道

  • リスカ


つくば市


  • カスミ

  • ライトオン

  • ワンダーコーポレーション




土浦市


  • 筑波銀行

  • 関東鉄道

  • ジョイフル本田

  • 中川ヒューム管工業

  • ココストアイースト

  • アイメタルテクノロジー


常陸太田市

  • くめ・クオリティ・プロダクツ



水戸市


  • 暁飯島工業

  • 茨城交通

  • 亀印製菓

  • ケーズホールディングス

  • ジョイフル山新

  • 常陽銀行


結城郡八千代町

  • ヤマダイ




また、日立市・ひたちなか市に日立グループの企業の工場が数多くあり、鹿島臨海工業地帯を形成する鹿嶋市・神栖市は鉄鋼、石油化学を中心に工場が置かれている。石岡市、鹿嶋市、かすみがうら市、つくば市、土浦市、日立市、ひたちなか市などに大手製造業の研究拠点が多く存在する。



農業


大和政権期に大国といわれ、『常陸国風土記』では「常世の国」と謳われたように、日本屈指の農業地帯である。農業産出額は、北海道に次ぐ第2位(2010年度の統計)で日本有数の農業県である。[30]県土の大半を平地が占め、その多くが農地であることから、森林率では31%と大阪府に次いで全国で2番目に低い[31]。メロンの生産量は全国1位である。


農業産出額は1975年(昭和50年)から1993年(平成5年)まで全国2位であり、翌年から減少傾向が続き順位を下げたが、その後は上昇または横ばいと回復基調となり、2008年(平成20年)に15年ぶりに北海道に次いで全国2位となった[32]。2017年(平成29年)には鹿児島県に抜かれ、9年ぶりに全国3位となった。ただ、野菜の産出額は減少したものの農業産出額全体は前年を上回っている。


2018年(平成30年)の東京都中央卸売市場での茨城県産青果物取扱高は567億円で、15年連続で全国1位[33]




常磐線沿線に広がる蓮田(土浦市)

常磐線沿線に広がる蓮田(土浦市)

サツマイモ畑(行方市)

サツマイモ畑(行方市)

筑波山麓の水田(つくば市)

筑波山麓の水田(つくば市)



野菜



  • カボチャ(稲敷市ほか)[34]


  • キュウリ(常総市ほか)[34]


  • こんにゃく(大子町)[34]


  • サツマイモ(鉾田市、行方市)[34]


  • セリ(行方市)[34]


  • 茶(大子町ほか)[34]


  • トマト(鉾田市ほか)[34]


  • ニラ(小美玉市ほか)[34]


  • ニンジン(鉾田市、茨城町)[34]


  • ネギ(坂東市ほか)[34]


  • 白菜(八千代町ほか)[34]


  • ピーマン(神栖市)[34]


  • ホウレンソウ(境町ほか)[34]


  • マッシュルーム(美浦村、稲敷市)[34]


  • ミツバ(鉾田市ほか)[34]


  • 落花生(牛久市ほか)[34]


  • エシャレット[注 7](行方市)[34]


  • レタス(坂東市ほか)[34]


  • 蓮根(土浦市ほか)[34]


果実




  • こだますいか(筑西市、桜川市)[34]


  • メロン(鉾田市ほか)[34]


  • 梨(かすみがうら市ほか)[34]


  • 大玉すいか(牛久市、阿見町)[34]






  • イチゴ(鉾田市ほか)[34]


  • 栗(かすみがうら市ほか)[34]


  • ブドウ(常陸太田市ほか)[34]


  • りんご(大子町ほか)





穀物



  • 米(県内全域)[34]


  • 蕎麦(常陸太田市ほか)[34]


畜産物



  • 奥久慈軍鶏(県北山間地域)[34]


  • 鶏卵(県内全域)[34]


  • 常陸牛(県内全域)[34]


  • ローズポーク(県内全域)[34]


  • 常陸の輝き(豚肉 県内全域)


林産物



  • しいたけ(城里町ほか)[34]


  • まいたけ(城里町ほか)[34]


  • わさび(大子町、高萩市)[34]


その他の農産物


  • 芝(つくば市ほか)


水産業




涸沼のシジミ漁(大洗町)





  • アンコウ(北茨城市、日立市)[34]


  • カツオ(ひたちなか市)[34]


  • シジミ(茨城町、神栖市)[34]


  • 鹿島灘はまぐり(鹿島灘)[34]


  • ヒラメ(常磐沖全県)[34]


  • ワカサギ(霞ヶ浦(西浦、北浦))[34]


長年有名だった霞ヶ浦の鯉は、2003年10月のコイヘルペスウイルス騒動[35]で養殖が休業状態になっていたが、2009年(平成17年)4月に県の養殖自粛要請が解除され、養殖が再開されることになった[36]
茨城県の沖合は暖流の黒潮(日本海流)と寒流の親潮(千島海流)の合流地域で、漁場として最適地域である。沖合漁業と沿岸漁業が盛んである。[37]



その他生産品目



食品系


  • つぼ焼き(那珂市)


  • 納豆(県内全域)[34]


  • 日本酒(日本酒の銘柄一覧#茨城県も参照)

  • 梅酒


  • 干しいも(ひたちなか市、東海村)[34]

  • 干し納豆


  • 水戸の梅(水戸市)


  • 吉原殿中(水戸市)


  • ワイン(シャトーカミヤ。牛久市/常陸ワイン)


  • ビール(アサヒビールや麒麟麦酒などの大手ビールメーカーの工場があり、生成量は日本一)




非食品系


  • 笠間焼


  • がまの油(つくば市)

  • 淡水真珠

  • 結城紬






生活・交通



警察


  • 茨城県警察


交通





茨城空港



空港


  • 茨城空港


鉄道


関東地方1都6県の中では唯一、JRを除く大手私鉄会社の路線が無い。また小田急電鉄の車両(4000形)が乗り入れて来るようになった2016年までは東京地下鉄(東京メトロ)以外の大手私鉄車両の茨城県内への乗り入れも無かった。





  • 東日本旅客鉄道(JR東日本)


    • 常磐線


      • 常磐快速線[注 8]


      • 常磐緩行線[注 8]



    • 水郡線

    • 水戸線

    • 鹿島線


    • 東北本線

      • 宇都宮線[注 9]



    • 東北新幹線(線路のみ)[注 10]




  • 鹿島臨海鉄道

    • 大洗鹿島線


    • 鹿島臨港線(貨物線)




  • 関東鉄道

    • 常総線

    • 竜ヶ崎線




  • 首都圏新都市鉄道

    • つくばエクスプレス(TX)



  • ひたちなか海浜鉄道

    • 湊線(那珂湊線)







  • 真岡鐵道
    • 真岡線



  • 筑波観光鉄道


    • 筑波山鋼索鉄道線(筑波山ケーブルカー)

    • 筑波山ロープウェイ








路線バス




  • 茨城交通(水戸市、ひたちなか市、笠間市など)


  • 関東鉄道(水戸市、土浦市、つくば市など)


  • 関鉄グリーンバス(石岡市、鉾田市など)


  • 関鉄パープルバス(下妻市、つくば市など)


  • 関鉄観光バス(土浦市、潮来市など)


  • 日立電鉄交通サービス(日立市、高萩市など)


  • ジェイアールバス関東(水戸市、土浦市、古河市など)


  • 大利根交通自動車(取手市など)


  • 茨城急行バス(古河市など)


  • 朝日自動車(古河市など)


  • 椎名観光バス(高萩市など)


  • 昭和観光自動車(坂東市、岩井市など)



道路


高速道路



  • 常磐自動車道

  • 東関東自動車道





  • 北関東自動車道


  • 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)





有料道路



  • 下総利根大橋有料道路

  • 東水戸道路

  • 常陸那珂有料道路





  • 日立有料道路

  • 水海道有料道路

  • 若草大橋有料道路





国道



  • 国道4号

  • 国道6号

  • 国道50号

  • 国道51号





  • 国道118号

  • 国道123号

  • 国道124号

  • 国道125号





  • 国道245号

  • 国道293号

  • 国道294号

  • 国道349号





  • 国道354号

  • 国道355号

  • 国道400号

  • 国道408号




  • 国道461号




県道

(→茨城県の県道一覧)



港湾




  • 茨城港 (中核国際港湾、重要港湾)

    • 日立港区

    • 常陸那珂港区

    • 大洗港区




  • 鹿島港 (重要港湾)



フェリー



  • 商船三井フェリー(茨城港大洗港区〜苫小牧港)


医療・福祉



災害拠点病院

  • 茨城県災害拠点病院

保育所

  • 茨城県保育所一覧


教育


大学








短期大学

  • 私立(4校)


    • 茨城女子短期大学(那珂市)


    • つくば国際短期大学(土浦市)


    • 常磐短期大学(水戸市)


    • 水戸短期大学(水戸市)



高等専門学校

  • 独立行政法人国立高等専門学校機構

    • 茨城工業高等専門学校(ひたちなか市)


高等学校


中学校


小学校


特別支援学校



学校教育以外の施設

  • 公立(1校)

    • 茨城県立産業技術短期大学校(水戸市)(職業能力開発促進法に基づく職業能力開発短期大学校)



マスメディア



テレビ局




  • NHK水戸放送局 - 2004年10月1日から、地上デジタル放送による県域放送(NHK水戸総合テレビジョン/JOEP-DTV)が実施されている。NHK筑波中継局エリア外の南西部を除いて受信可能であったが、2011年9月5日に筑波中継局が無指向性化され、県内のほぼ全域で県域放送が受信可能となった[38]

  • 全域がNHK放送センターのEテレ(NHK教育/JOAB-DTV)と関東1都6県共通の民放キー局(日本テレビ・テレビ朝日・TBS・テレビ東京・フジテレビ)の放送対象地域となっている。また、県南、県西地域は東京スカイツリーの放送エリアのめやすとなり[39]、NHK東京総合テレビジョン(JOAK-DTV)の視聴が可能である。県域民放テレビ局は県内に存在しない(後述)が、2012年10月1日にインターネットテレビのいばキラTVを開局した。

  • 地域により異なるが、チバテレ[40]・テレ玉[41]・TOKYO MX[42]・とちテレ[43] - NHK総合・茨城県域放送 エリア拡大など近隣都県の都県域放送局をCATV配信と放送エリアのめやすとなる。茨城新聞・常陽新聞の県域2紙をはじめ、茨城県向けの新聞の番組表には、県南・鹿行・県西エリアの大部分と県央の一部地域が放送エリアに含まれるチバテレ、県西を中心に視聴できるとされるテレ玉、県央・県北を中心に視聴できるとされるとちテレの番組が収録されている。TOKYO MXは東京スカイツリーからの放送開始で公式サイトの受信エリアのめやすに県南(つくば市)・県西(古河市)なども新たに追加された[42]。チバテレでは県内公立高校入試の解答速報などを制作・放送しており、直接視聴ができない地域の受験者向けに当日中のYouTube配信も行っている[44](千葉テレビ放送#茨城県との関連を参照)。テレ玉では2013年に茨城県で開催された秋季関東地区高等学校野球大会のダイジェスト番組を制作し、チバテレ・とちテレ・群馬テレビ・tvk(5いっしょ3ちゃんねる加盟局)に同時ネットした[45]



ラジオ局


AM


  • 茨城放送(IBS)


上記の県域放送に加え広域放送のTBSラジオ、文化放送、ニッポン放送の放送対象地域となっている。

FM


  • NHK水戸放送局(FM放送で県域放送を実施、中波ラジオは関東広域圏放送として東京のNHK放送センターより配信)

県内に本拠地を置く県域民放FM局は存在しないが、茨城放送が「i-fm」の名称でFM補完中継局を設置している。
また、県内が受信エリアに含まれる民放FM局は以下の通り。




  • bayfm[46]


  • TOKYO FM[47]


  • FMヨコハマ[48]


  • NACK5[49]


  • RADIO BERRY[50]


コミュニティ放送



  • FMぱるるん(水戸市)


  • FMかしま(鹿嶋市)


  • ラヂオつくば(つくば市)


  • FMひたち(日立市)


  • たかはぎFM(高萩市)


  • FMだいご(大子町)


  • FMうしくうれしく放送(牛久市)


また、国際放送のNHKワールド・ラジオ日本の送信所が県内にある。



県域民放テレビ局・FM局


かつては民放テレビ局、民放FM局開局の動きがあったが、テレビ放送を計画していた茨城放送はテレビ放送を断念。2018年現在、茨城県は民放テレビ局とFM局が存在しない唯一の都道府県である。2011年3月11日に発生した東日本大震災で県内の被災状况がなかなかテレビで報道されなかった理由は、県内に民放テレビ局が存在しないことが理由だと指摘する著名人の訴えがあった[51][52][53][54]


なお、1979年10月7日から2011年3月27日まではフジテレビの放送枠(日曜朝)にて県広報番組である『おはよう茨城』が放送されていた。同番組終了後、2011年4月22日よりテレビ朝日の『散歩シリーズ』[注 11]の番組内(金曜日)にて県のインフォマーシャル(『磯山さやかの旬刊!いばらき』→『カミナリの「たくみにまなぶ」〜そういえば茨城ばっかだな!〜』)が放送されている(2分版・30秒版の2回)。



ケーブルテレビ局


(茨城県のケーブルテレビ局を参照)



新聞


全国紙


  • 読売新聞

  • 朝日新聞

  • 毎日新聞

  • 日本経済新聞

  • 産経新聞


地方紙



  • 茨城新聞(本社 水戸)


  • 常陽新聞(本社 つくば)


  • 東京新聞(ブロック紙)


かつては、新いばらき(水戸)が存在した。


忘れられた被災地


2011年(平成23年)3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災では、岩手・宮城・福島3県の被害が甚大だったが、茨城県が被った被害も大きく、県内多くの地域で最大震度6強の揺れを観測した。さらに午後3時15分には、茨城県沖を震源とするM7.4の地震も発生し(鉾田市で震度6強)、県内の被害が拡大した。この結果、死者・行方不明者は66名、住宅の全半壊・一部破損は20万軒以上に上った[55]。また多くの市町村で、液状化現象も認められた。


県内の太平洋沿岸地域は大きな津波を受け、北茨城市の名勝である五浦六角堂が流されて消失した。東海村の日本原子力発電・東海第二原発も最大5.4メートルの津波に襲われた。しかし、6.1メートルの新防護壁が辛うじて全電源喪失を防ぎ冷温停止にこぎつけた[56]


こうした大きな被害にもかかわらず、神栖市では3月14日に計画停電が実施された。茨城県知事による首相と東京電力に対する強い抗議により、翌日から計画停電エリアからは除外されたが、茨城県は被災地として忘れられているのではないか?という想いが県民の間に広がった[57]。このため茨城県は、忘れられた被災地とも言われている[58][59]。「忘れられた」要因のひとつとして、前述のように茨城県に地方テレビ局がないことも指摘されている。



文化・スポーツ



方言


茨城県は常陸国と下総国北西部によって形成され、歴史的には東関東方言地域に属する。県南地域の一部・県西地域の大部分は旧・下総国で、明治時代に千葉県より移管された経緯があるが、現在の茨城県内で使われる東関東方言を総称して茨城弁と呼ぶことがある。現在では関東地方に多く見られる流れとして共通語化が進み、南部を中心に伝統的な方言が衰退し、主に首都圏方言が使われている[60]。また、東京都心からの距離の割に標準語とは大きく異なる方言であることから、伝統的な方言を解さない住民も多い。



食文化



郷土料理



伝統工芸


経済産業大臣指定伝統的工芸品



  • 結城紬(織物、1977年)


  • 笠間焼(陶磁器、1992年)


  • 真壁石燈籠(石工品・貴石細工、1995年)


伝統工芸品



スポーツ



Jリーグ



  • 鹿島アントラーズ(J1)(鹿嶋市・潮来市・神栖市・行方市・鉾田市)


  • 水戸ホーリーホック(J2)(水戸市)


なでしこリーグ

  • つくばFCレディース

日本フットボールリーグ


  • 流経大ドラゴンズ龍ヶ崎(龍ケ崎市)

社会人野球



  • 茨城ゴールデンゴールズ(稲敷市)


  • 新日鐵住金鹿島硬式野球部(鹿嶋市)


  • 日立製作所硬式野球部(日立市)


ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ


  • つくばロボッツ(つくば市)


バレーボール - Vリーグ



  • つくばユナイテッドSun GAIA(男子、つくば市)


  • 日立リヴァーレ(女子、ひたちなか市)


プロレス

  • 常陸プロレス


観光


ブランド総合研究所の調査によれば、全国47都道府県の魅力度調査で、2013年以来6年連続で最下位である。この対策として県庁は、観光客誘致だけでなく県産品の拡販も兼ねてブランド向上に力を入れており、2018年度に「営業戦略部」を設立。前後して、都内にあるアンテナショップを改装、公認バーチャルYouTuber「茨ひより」の展開などに取り組んでいる[61]




旧跡・歴史施設等





偕楽園・水戸の梅まつり(水戸市)





鹿島神宮の大鳥居(鹿嶋市)




  • 偕楽園(水戸市)


  • 弘道館(水戸市)


  • 水戸市水道低区配水塔(水戸市)


  • 六角堂(北茨城市)


  • 石岡第一発電所施設(高萩市・北茨城市)


  • 那珂湊反射炉跡(ひたちなか市)


  • 西光院(石岡市)


  • 小田城跡(つくば市)


  • 土浦城跡(土浦市)


  • 水戸城跡(水戸市)


  • 常磐神社(水戸市)


  • 笠間稲荷神社(笠間市)


  • 鹿島神宮(鹿嶋市)


  • 筑波山神社(つくば市)


  • 西山荘(常陸太田市)


  • 長勝寺(潮来市)


  • 牛久大仏(牛久市)


  • シャトーカミヤ旧醸造場施設(牛久市)


  • 猿島坂東三十三観音霊場(境町)


  • 板橋不動尊(つくばみらい市)


  • 横利根閘門(稲敷市)


  • 牛久成田山真浄寺(不動明王を本尊とする。境内に「縁切り稲荷」がある。)(牛久市)



自然景勝





竜神峡・竜神大吊橋(常陸太田市)




  • 五浦海岸(北茨城市)


  • 霞ヶ浦(土浦市・かすみがうら市・潮来市・行方市・鉾田市・石岡市)


  • 加波山(桜川市)


  • 峰寺山(石岡市)


  • 水郷(潮来市)


  • 筑波山(つくば市・土浦市・桜川市・石岡市)


  • 花園花貫県立自然公園(日立市・高萩市・北茨城市)


  • 袋田の滝(大子町)


  • 竜神峡(常陸太田市)



公園





国営ひたち海浜公園・みはらしの丘のネモフィラ畑(ひたちなか市)





水郷潮来あやめ園(潮来市)




  • 赤塚公園(つくば市)

  • 茨城県笠間芸術の森公園(笠間市)

  • 茨城県県西総合公園(筑西市)


  • 茨城県水郷県民の森(潮来市)


  • 茨城県フラワーパーク・ふれあいの森(石岡市)


  • 港公園(神栖市)


  • 科学万博記念公園(つくば市)


  • 国営ひたち海浜公園(ひたちなか市)


  • 常総運動公園(守谷市)


  • 千波公園(水戸市)


  • 涸沼自然公園(茨城町)


  • 洞峰公園(つくば市)


  • 日立市かみね公園(日立市)


  • こもれび森のイバライド(稲敷市)


  • 水郷潮来あやめ園(潮来市)



博物館・美術館など





アクアワールド・大洗(大洗町)





つくばエキスポセンター(つくば市)




  • アーカススタジオ(守谷市)


  • アクアワールド・大洗(大洗町)


  • 板谷波山記念館(筑西市)


  • 茨城県近代美術館(水戸市)


  • 茨城県つくば美術館(つくば市)


  • 茨城県立図書館(水戸市)


  • 茨城県立点字図書館(水戸市)


  • 茨城県立歴史館(水戸市)


  • 茨城県天心記念五浦美術館(北茨城市)


  • 茨城県陶芸美術館(笠間市)


  • 笠間日動美術館(笠間市)


  • カシマサッカーミュージアム(鹿嶋市)


  • 霞ヶ浦ふれあいランド(行方市)


  • しもだて美術館 [3](筑西市)


  • 地図と測量の科学館(つくば市)


  • つくばエキスポセンター(つくば市)


  • 水戸芸術館(水戸市)


  • ミュージアムパーク茨城県自然博物館(坂東市)


  • 吉田正音楽記念館(日立市)



ホール・コンベンション施設





つくば国際会議場




  • 日立シビックセンター(日立市)


  • 茨城県立県民文化センター(水戸市)


  • つくばカピオ(つくば市)


  • つくば国際会議場(つくば市)


  • つくば文化会館アルス(つくば市)


  • ノバホール(つくば市)


  • 鹿嶋勤労文化会館(鹿嶋市)



大型スポーツ施設





カシマサッカースタジアム




  • 茨城県立カシマサッカースタジアム(鹿嶋市) - 鹿島アントラーズのホーム


  • ケーズデンキスタジアム水戸(水戸市) - 水戸ホーリーホックのホーム

  • 水戸市民球場

  • ひたちなか市民球場


  • 笠松運動公園(ひたちなか市・那珂市・東海村)


  • ひたちなか市総合運動公園(ひたちなか市)


  • 筑波サーキット(下妻市)


  • 取手競輪場(取手市)


  • 日本中央競馬会 美浦トレーニングセンター(美浦村)



イベント





筑波山梅まつり(つくば市)





水郷潮来あやめまつり・嫁入り舟(潮来市)




  • 金砂神社磯出大祭礼:72年に1回行われる。前回は2003年。次回は2075年の予定。(常陸太田市)


  • 筑波山梅まつり(2月中旬〜3月下旬 つくば市)


  • 水戸の梅まつり(2月中旬〜3月下旬 水戸市・偕楽園)


  • 大洗春祭り 海楽フェスタ(3月中旬 大洗町)


  • 古河桃まつり (3月下旬~4月上旬 古河市)


  • 日立風流物(4月中旬 日立市)


  • 笠間の陶炎祭(4月下旬〜5月上旬 笠間市)


  • 水郷潮来あやめまつり(5月下旬〜6月下旬 潮来市・水郷潮来あやめ園)


  • ひぬまあじさいまつり(6月中旬〜7月中旬 茨城町・涸沼自然公園)


  • 小鶴祇園祭(7月中旬 茨城町)


  • 下館祇園祭(7月下旬 筑西市) - 日本一の大神輿渡行

  • うしくカッパまつり(7月下旬 牛久市)


  • 土浦キララまつり(8月上旬 土浦市)


  • 潮来祇園祭禮(8月上旬 潮来市)


  • 水戸黄門まつり(8月上旬 水戸市)


  • ROCK IN JAPAN FESTIVAL(8月上旬 ひたちなか市・国営ひたち海浜公園)


  • まつりつくば(8月下旬 つくば市)


  • 常陸國總社宮大祭(9月中旬 石岡市) - 関東三大祭の一つ


  • 土浦全国花火競技大会(10月上旬 土浦市) - 日本三大花火大会の一つ


  • 水戸まちなかフェスティバル(10月下旬 水戸市)


  • 筑波山もみじ祭り(11月 つくば市)


  • いばらきまつり(11月上旬 茨城町)


  • 将門まつり(11月中旬 坂東市)


  • 大洗あんこう祭(11月中旬 大洗町)

  • やまがた宿芋煮会(11月下旬 常陸大宮市) - 関東一の芋煮会


  • 悪態まつり(12月中旬 笠間市)



茨城県を舞台とした作品



映画




  • いちばんきれいな水(つくば市)


  • 男はつらいよ 寅次郎真実一路(牛久沼畔 - 稲敷郡茎崎町。現・つくば市)


  • 恋するトマト(霞ヶ浦付近)


  • ゴジラvsビオランテ(つくば市)


  • ゴジラvsメカゴジラ(つくば市)


  • ゴジラvsスペースゴジラ(つくば市)


  • ゴジラvsデストロイア(つくば市)


  • ゴジラ2000 ミレニアム(那珂郡東海村・鹿嶋市)


  • ゴジラ×メガギラス G消滅作戦(那珂郡東海村)


  • ピンチランナー(ひたちなか市)


  • 下妻物語(下妻市・牛久市)


  • 日本暗殺秘録(平磯町) - 千葉真一演ずる小沼正の故郷


  • HAZAN(筑西市)


  • 僕たちの戦争(つくば市・土浦市)


  • メロン畑でつかまえて(鹿島郡旭村。現・鉾田市)


  • 夜のピクニック(水戸市等)


  • ViVA!Kappe ビバ!カッペ(水戸市)


  • 大洗にも星はふるなり(大洗町)


  • 手紙(日立市)


  • 百万円と苦虫女(日立市)


  • ゴキブリ刑事(神栖市)


  • 幕が上がる(一部の撮影がひたちなか市)


  • 桜並木の満開の下に(日立市)


  • ローリング(水戸市)



テレビドラマ




  • がきんちょ〜リターン・キッズ〜(大子町)


  • 風と雲と虹と(岩井市。現・坂東市)


  • 逆転夫婦の珈琲ワルツ(つくば市)


  • 塚原卜伝(鹿嶋市)

  • 水戸黄門


  • 徳川慶喜(水戸市)


  • 特急田中3号(つくば市・土浦市)


  • ねばる女(水戸市)


  • ママはバレリーナ(常総市・守谷市)


  • ヤンキー母校に帰る(桜川市)


  • 早乙女タイフーン(鉾田市)


  • ひよっこ ※架空の村(奥茨城村)



漫画・アニメ・小説




  • 葛本さんちの四兄弟(當麻町)※架空の町


  • 魔法の妖精ペルシャ 第39話「科学博カッパ騒動」(筑波郡谷田部町。現・つくば市)


  • 機動警察パトレイバー - シャフトエンタープライズジャパン土浦研究所がある(土浦市)


  • ゲッターロボ號 - 漫画版において本来の基地が閉鎖されたあとの作戦本部となった秘密基地の所在地が筑波


  • 卓球Dash!!(牛久市)


  • 新世紀エヴァンゲリオン 第6話「決戦、第3新東京市 Rei II」(つくば市)


  • 新竹取物語 1000年女王(つくば市)※作品の連載当時は谷田部町
    • 主人公始のおじが所長をやっている筑波山天文台が出てくる。



  • 天保異聞 妖奇士 説十二(第12話)「駁竜(はくりゅう)、月に吠える」 古河藩/古河城(古河市)


  • 鳴弦の巫女 あるいは神内雪奈さんの秘密(桜市)※架空の市 ISBN 9784894257467
    • かつて桜村と呼ばれたつくば市(学園都市)がモチーフとされ、つくばエクスプレスなどが登場する。



  • 六番目の小夜子(水戸市) ISBN 9784101234137


  • 図書室の海・ピクニックの準備(水戸市) ISBN 9784101234168


  • 夜のピクニック(水戸市) ISBN 9784101234175
    • 上記4作品はいずれも恩田陸が母校の水戸一高をモデルに著したものとされる。



  • 図書館危機(水戸市) ISBN 4840237743

    • 有川浩の図書館戦争第3部作品。千波湖畔に実在する茨城県立美術館を舞台とした小説・アニメ。



  • 応化戦争記シリーズ(常陸市)※架空の市(土浦市・つくば市など)

    • 打海文三の小説。三部作の最後である『覇者と覇者』は未完。常陸市に拠点を置く常陸軍の物語のため、県内各地の土地が登場する。



  • 新世界より(神栖市・つくば市)

    • 貴志祐介の小説。主人公たちが1000年後の神栖市がモデルの「神栖66町」に居住。筑波山も登場する。



  • 湾岸ミッドナイト(日本自動車研究所の谷田部高速周回路。回想シーンに多数登場)

    • 楠みちはるの漫画、ゲーム(PS3版)に登場。



  • 頭文字D(筑波パープルライン)

    • しげの秀一の漫画、アニメやゲームにも登場。



  • あぐかる
    • 茨城県の農産物を宣伝する目的で製作されているインターネットアニメ。



  • ガールズ&パンツァー(大洗町)


  • 俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している(水戸市)


  • ももくり(水戸市)



ゲーム




  • グランツーリスモシリーズ - グランツーリスモ4(筑波サーキット)


  • レーシングバトル -C1 GRAND PRIX-(筑波サーキット)


  • 火焔聖母 〜The Virgin on Megiddo〜(つくば市)


  • ルートダブル -Before Crime * After Days-(つくば市および霞ヶ浦)


  • 片恋いの月(桜川市=旧真壁町)。作中では「十六夜市」。


  • リアル妹がいる大泉くんのばあい-水戸市。作中では「氷戸市」で、水戸駅(南口)が登場する。なお主人公たちの通う学園は「土宇良」(土浦市)にあるという設定。



茨城県出身の人物




その他


前述の、全国47都道府県の魅力度調査6年連続最下位を受けて、同県の企業誘致や観光振興、農産品の販路拡大などを担うため県知事の肝いりで新設された営業戦略部の部長が、2019年(平成31年)1月5日、自身のフェイスブックに「水戸はダメだな。死ね!」との書き込みをしていたことが1月10日、明らかになった。5日夜の書き込みで、約2時間後に削除された。当人は、「当時は酒を飲んで記憶が無く、なぜ書き込んだのか分からない。反省している」と謝罪した[62]。水戸市議会は1月17日、本人に対し説明を求める要請書を同日の市議会代表者会議で決定し、県知事宛てに送付した。要請書は「梅まつりや国体を控え、市職員や市民の努力を踏みにじるもの。議会として看過できない」と指摘。同部長に30日の市議会全員協議会へ出席し経緯を説明するよう求めた[63]。営業戦略部長は、30日に水戸市議会で1時間に及ぶ謝罪と弁明を行った。謝罪を受けて、水戸市議会の田口米蔵議長は「発言には失望したが、謝罪を聞けてよかった。県とスクラムを組んで魅力の向上に努めたい」と話した[64]


2019年1月30日、茨城県が、性的少数者(LGBT)のカップルを結婚に相当するパートナーとして公認する「パートナーシップ制度」の導入を検討していることが判明した。実現すれば都道府県では初となり、4月以降の運用開始を目指す[65]



脚注



注釈




  1. ^ ただし、「愛媛県」の「媛」は1990年の人名用漢字の前は旧字体であった。


  2. ^ 可住地面積は、県の面積から林野と湖沼の面積を差し引いたもの[7]


  3. ^ 現在は国道461号が通過。


  4. ^ 「西浦」単独でも、北浦・外浪逆浦などを加えた総称でも、いずれの場合でも霞ヶ浦は琵琶湖に次いで日本で2番めに大きな湖である。


  5. ^ この時、県庁が茨城郡水戸におかれたので、茨城県と命名された。


  6. ^ 当初は印旛郡佐倉に県庁を置く予定であったが、実際は加村の旧・葛飾県庁舎を県庁とした。


  7. ^ ラッキョウを軟白栽培したもので「エシャレット」は日本独自の商品名である。フランス料理などに使用される本物のエシャロットとは別物。

  8. ^ ab利根川の千葉・茨城県境から取手駅までの900mのみ。


  9. ^ 県内では古河駅のみ。


  10. ^ 日本国内の鉄道路線において、路線が通過する県に1つも駅がないのは東北新幹線が唯一である。中川浩一は1981年の「茨城県鉄道発達史」において、新幹線が茨城県にただ騒音のみをもたらすことを危惧していたが、その後状況は変わっていない。


  11. ^ 『ちい散歩』→『若大将のゆうゆう散歩』→『じゅん散歩』



出典


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  1. ^ 茨城県の「県のさかな」(平成7年6月19日 茨城県公告) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第659号: p.7, (1995年6月19日) 


  2. ^ 県庁所在地の水戸市の人口は約27万人。


  3. ^ 平成20(2008)年度 茨城県県民経済計算の概要

  4. ^ abcde『茨城県の地名』(平凡社、1982年)総論 県名の由来節。


  5. ^ 「茨城」が「いばら“ぎ”」と誤読されてしまう理由を考える ねとらぼ


  6. ^ 『茨城県の地名』(平凡社、1982年)茨城郡節。


  7. ^ 農林水産関係用語集,コトバンク版 2017年5月17日閲覧。

  8. ^ abcd茨城県庁 知事直轄広報広聴課県民広報,茨城県の地理と気候 2017年5月17日閲覧。


  9. ^ 『日本の地形3 東北』,小池一之・田村俊和・鎮西清高・宮城豊彦・著,東京大学出版会,2005,2011(第3版),ISBN 978-4-13-064713-7,p6-69

  10. ^ abcd『角川日本地名大辞典8 茨城県』,角川日本地名大辞典編纂委員会・竹内理三・編,角川書店,1983(初版),1996(再版),ISBN 4-04-001020-5,p19-21「自然と風土」


  11. ^ 世界大百科事典 第2版(日立ソリューションズ・クリエイト)、『日本の地名がわかる事典』(講談社)、『日本大百科全書(ニッポニカ)』(小学館)、コトバンク版 2017年5月17日閲覧。


  12. ^ 「茨城県」『世界大百科事典』平凡社、2007年


  13. ^ “茨城県で発生した高病原性鳥インフルエンザ(弱毒タイプ)についての一考察”. 茨城県県北家畜保健衛生所. 2010年8月2日閲覧。


  14. ^ “茨城県ハイヤー・タクシー協会”. 県北交通圏. 2016年10月1日閲覧。


  15. ^ “ジョブカフェいばらき”. ジョブカフェいばらき. 2010年8月2日閲覧。


  16. ^ “茨城県北ジオパークとは”. 茨城県北ジオパーク. 2012年6月9日閲覧。


  17. ^ “県北振興課”. 茨城県. 2016年8月14日閲覧。


  18. ^ “第2回茨城県総合計画審議会(平成17年12月2日)の結果について”. 茨城県. 2010年3月13日閲覧。


  19. ^ “茨城県北地域振興の新たな可能性”. ARC. 2010年3月13日閲覧。


  20. ^ “ナンバーセンター水戸”. 一般財団法人関東陸運振興センター<ナンバーセンター>. 2014年8月14日閲覧。

  21. ^ ab「「茨城都民」はどう動く 知事選との同日選」 asahi.com 2005年9月2日


  22. ^ “ナンバーセンター土浦”. 一般財団法人関東陸運振興センター<ナンバーセンター>. 2014年8月14日閲覧。


  23. ^ “つくばナンバー”. つくば市. 2014年8月4日閲覧。


  24. ^ “ナンバーセンター水戸”. 一般財団法人関東陸運振興センター<ナンバーセンター>. 2014年8月14日閲覧。


  25. ^ [1]


  26. ^ “ナンバーセンター土浦”. 一般財団法人関東陸運振興センター<ナンバーセンター>. 2014年8月14日閲覧。


  27. ^ “つくばナンバー”. つくば市. 2014年8月14日閲覧。


  28. ^ 鴨志田篤二・星龍象「文化のあけぼのから兵の世へ 海と大地を開く」 長谷川伸三・糸賀茂男・今井雅晴・秋山高志・佐々木寛司『茨城県の歴史』山川出版社 1997年6月 10 - 12ページ


  29. ^ “【茨城新聞】減少加速 県人口288万人 常住調査 18年減、最多1万4887人”. ibarakinews.jp. 茨城新聞社 (2019年2月11日). 2019年2月12日閲覧。


  30. ^ 最新版日本の地理5『関東地方』14頁


  31. ^ [2]


  32. ^ “【茨城新聞】【論説】農業産出額茨城3位 育成の将来設計が大事”. ibarakinews.jp. 茨城新聞 (2019年1月23日). 2019年1月23日閲覧。


  33. ^ “【茨城新聞】茨城県青果が15年連続1位 中央卸売市場取扱高、猛暑や台風影響も”. ibarakinews.jp. 茨城新聞 (2019年1月30日). 2019年1月30日閲覧。

  34. ^ abcdefghijklmnopqrstuvwxyzaaabacadaeafagahaiajakalamanaoapaq「農林水産物」『発見!! いばらき』茨城県庁


  35. ^ プレスリリース コイヘルペスウイルス病を疑うコイの確認について 農林水産省消費・安全局、平成15年11月2日


  36. ^ 「5年半ぶりコイ養殖再開 霞ヶ浦・北浦」『茨城新聞』、2009年4月24日


  37. ^ 最新版日本の地理5『関東地方』15頁


  38. ^ 総務省資料


  39. ^ 放送エリアのめやす(東京スカイツリー)(Dpa)


  40. ^ チバテレ 受信ガイド


  41. ^ テレ玉 会社概要 サービスエリア

  42. ^ abTOKYO MX地上デジタル受信ガイド


  43. ^ 放送エリアのめやす(宇都宮局)(Dpa)


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  45. ^ “「5いっしょ3ちゃんねる」が今年も秋の球児を全力応援! 第66回秋季関東地区高校野球ダイジェスト〜ROAD TO センバツ〜 共同制作&同時放送!” (プレスリリース), テレビ埼玉, (2013年10月8日), http://www.teletama.jp/newsrelease/pdf/13100801.pdf 2015年2月25日閲覧。 


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  51. ^ 「茨城も被災地」 元日本代表・鹿島アントラーズの小笠原選手ら訴え - ニコニコニュース、2011年3月16日。


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  56. ^ “11月 1日付 忘れられた被災地の実態 | 新聞協会報(週刊)・スポットライト|刊行物|日本新聞協会”. www.pressnet.or.jp. 日本新聞協会 (2011年11月1日). 2019年1月23日閲覧。


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  60. ^ 青木智也(2004)『いばらぎじゃなくていばらき』(茨城新聞社)


  61. ^ 【チェック】魅力発信 いばらきの道/6年連続「最下位」/県が危機感 営業戦略部新設『毎日新聞』夕刊2018年11月26日(1面)2018年12月12日閲覧。


  62. ^ “「水戸はダメ。死ね」茨城県部長が不適切投稿”. 毎日新聞. 毎日新聞 (2019年1月11日). 2019年1月23日閲覧。


  63. ^ “「水戸はダメ」投稿 県部長に説明要請 水戸市議会 - 茨城新聞クロスアイ | This Kiji”. 茨城新聞クロスアイ. 茨城新聞 (2019年1月18日). 2019年1月23日閲覧。


  64. ^ “「水戸はダメだな。死ね!」投稿の茨城県部長が市議会で謝罪”. NHKニュース. 日本放送協会 (2019年1月30日). 2019年1月30日閲覧。


  65. ^ “茨城がパートナーシップ制度検討 LGBT、都道府県では初 - 共同通信 | This Kiji”. 共同通信. 共同通信 (2019年1月30日). 2019年1月30日閲覧。




関連項目











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