神奈川県警察
神奈川県警察 | |
---|---|
神奈川県警察本部 | |
役職 | |
本部長 | 古谷洋一(警視監) |
警務部長 | 伊藤泰充(警視長) |
組織 | |
上部組織 | 神奈川県公安委員会 |
内部組織 | 総務部、警務部、生活安全部、地域部、刑事部、組織犯罪対策部本部、交通部、警備部、横浜市警察部、川崎市警察部、相模原市警察部、相模方面本部、警察学校、警察署 |
概要 | |
所在地 | 横浜市中区海岸通2丁目4番地 北緯35度26分59.7秒 東経139度38分27.7秒座標: 北緯35度26分59.7秒 東経139度38分27.7秒 |
定員 | 17,074人(警察官15,359人、一般職員1,715人) |
年間予算 | 2025億3600万円(当初予算)(平成21年度) |
設置 | 1954年(昭和29年)7月1日 |
前身 | 国家地方警察神奈川県本部 |
ウェブサイト | |
神奈川県警察 |
神奈川県警察(かながわけんけいさつ、Kanagawa Prefectural Police)は、神奈川県が設置した警察組織。神奈川県を管轄区域とし、神奈川県警と略称する。給与支払者は神奈川県知事であり、神奈川県公安委員会の管理を受ける。関東管区警察局管内。本部所在地は横浜市中区海岸通2丁目4番地、庁舎は20階建て91.8mの高層ビルである。
目次
1 沿革
2 組織
2.1 総務部
2.2 警務部
2.3 生活安全部
2.4 地域部
2.5 刑事部
2.5.1 組織犯罪対策本部
2.6 交通部
2.6.1 運転免許本部
2.7 警備部
2.8 横浜市警察部
2.9 川崎市警察部
2.10 相模原市警察部
2.11 相模方面本部
2.12 神奈川県警察学校
3 警察署
3.1 横浜市警察部の担当区域
3.1.1 第一方面
3.1.2 第二方面
3.2 川崎市警察部の担当区域
3.2.1 第三方面
3.3 相模原市警察部の担当区域
3.3.1 第四方面
3.4 相模方面本部の担当区域
3.4.1 第五方面
3.4.2 第六方面
4 歴代本部長
5 装備
6 マスコットキャラクター
7 機動隊部隊マーク
8 不祥事
9 備考
10 脚注
11 関連項目
12 外部リンク
沿革
1954年(昭和29年)7月1日 警察法施行により神奈川県警察発足。
1955年(昭和30年)7月1日 防犯部を新設。横浜市警察を統合。
1991年(平成3年) 現庁舎落成(鉄筋コンクリート地下3階、地上20階建て、延床面積58.774平方メートル)。
組織
全国有数の大規模警察本部であり、本部長の階級は警視監{以下主な要職の階級にあっては警務部長が警視長、総務・生活安全・地域・刑事・交通・警備の各部長は警視長又は警視正、横浜・川崎・相模原の各市警察部長、相模方面本部長、組織犯罪対策本部長(刑事部参事官)、運転免許本部長(交通部参事官)、警察学校長、警務部警務課長、警務部監察官室長(首席監察官)、刑事部刑事総務課長及び大規模警察署長は警視正}。
総務部
- 総務課
- 公安委員会室
- 情報公開室
- 取調べ監督室
- 広報県民課
- 警察総合相談室
音楽隊(所在地は横浜市金沢区。)
- 会計課
- 監査室
- 施設課
- 庁舎管理室
- 装備課
- 情報管理課
- 情報技術推進室
- 照会センター
- 留置管理課
- 本部留置施設
- 本部大和留置施設(大和警察署敷地内)
警務部
- 警務課
- 企画室
- 被害者支援室
- 採用センター
- 厚生課
- 健康管理センター
- 教養課
- 通訳センター
- 武道館(所在地は横浜市保土ケ谷区。)
監察官室
生活安全部
- 生活安全総務課
- 犯罪抑止対策室
- 生活安全特別捜査隊
- 人身安全対策課
- 少年育成課
- 少年相談・保護センター
- 子ども安全対策室
- 少年捜査課
- 生活経済課
- 生活保安課
- サイバー犯罪捜査課
地域部
- 地域総務課
航空隊(所在地は横浜市金沢区。他に厚木連絡所が存在する。)
- 地域指導課
- 通信指令課
- 通信指令室
自動車警ら隊{隊本部は横浜市南区。本隊以下8分駐所(西神奈川・青葉・幸・相模原・綾瀬・平塚・小田原・横須賀)及び厚木連絡所が存在する。}
鉄道警察隊{隊本部は横浜市西区(横浜駅)。本隊以下4分駐所(新横浜・川崎・海老名・小田原)及び横浜駅西口連絡所が存在する。}
刑事部
- 刑事総務課
- 刑事指導官室
- 捜査指揮・支援センター
- 刑事特別捜査隊(所在地は横浜市南区。)
- 捜査第一課
- 検視室
- 捜査第二課
- 告訴センター
- 特殊詐欺対策室
- 捜査第三課
- 鑑識課
機動捜査隊(隊本部は横浜市南区。本隊とは別に、港北・戸塚・幸・宮前・相模原・綾瀬・平塚・小田原・横須賀・青葉・相模原南・厚木に分駐所と連絡所が存在する。)
科学捜査研究所(所在地は横浜市中区。)
組織犯罪対策本部
- 組織犯罪分析課
暴力団対策課
- 暴力団排除対策室
- 薬物銃器対策課
- 国際捜査課
交通部
- 交通総務課
- 交通相談センター
- 交通事故防止対策隊(所在地は横浜市神奈川区。)
- 交通安全センター(所在地は横浜市旭区。)
- 交通指導課
- 交通反則通告センター(所在地は横浜市旭区。)
- 交通裁判所
- 交通捜査課
暴走族対策室
- 交通規制課
- 都市交通対策室
- 交通管制センター{本部以下8分室(川崎・相模原・厚木・平塚・秦野・小田原・横須賀・藤沢)が存在する。}
- 駐車対策課
- 放置違反金センター(所在地は横浜市旭区。)
- 第一交通機動隊{隊本部は横浜市南区。本隊以下2分駐所(幸・横須賀)が存在する。}
- 第二交通機動隊{隊本部は厚木市。本隊以下3分駐所(相模原・茅ヶ崎・小田原)及び3連絡所(赤羽根・西久保・西湘)が存在する。}
高速道路交通警察隊{隊本部は川崎市宮前区。本隊以下5分駐所(朝比奈・大黒・港北・厚木・さがみ)及び東神奈川連絡所が存在する。}
運転免許本部
- 運転免許課(所在地は横浜市旭区。)
- 運転教育課(所在地は横浜市旭区。)
警備部
公安第一課- 公安第二課
- 公安第三課
外事課
- 国際テロ対策室
- 警備課
危機管理対策課
- 総合指揮室
オリンピック・パラリンピック対策課- 第一機動隊(所在地は横浜市金沢区。)
- 第二機動隊(所在地は川崎市中原区。)
横浜市警察部
川崎市警察部
相模原市警察部
相模方面本部
神奈川県警察学校
- 庶務部
- 第一教養部
- 第二教養部
- 木月分校(所在地は川崎市中原区。)
- 由野台分校(所在地は相模原市中央区。)
警察署
54の警察署を有する。各署長の階級は、大規模署のうち12署(伊勢佐木・戸部・神奈川・鶴見・港北・川崎・相模原・平塚・小田原・厚木・大和・横須賀)が警視正(国家公務員)、それら以外の各署は警視。
横浜市警察部の担当区域
第一方面
警察署数は10。※警察車両ナンバー地名は「横浜」。
※ | 警察署名称 | 所在地 | 管轄区域 | ||
---|---|---|---|---|---|
横浜 | 加賀町警察署 | 横浜市 | 中区山下町 | 横浜市 | 中区北部 |
山手警察署 | 中区本牧宮原 | 中区東部・磯子区北部 | |||
磯子警察署 | 磯子区磯子 | 磯子区南部 | |||
金沢警察署 | 金沢区泥亀 | 金沢区 | |||
南警察署 | 南区大岡 | 南区 | |||
伊勢佐木警察署 | 中区山吹町 | 中区南部 | |||
港南警察署 | 港南区港南中央通 | 港南区 | |||
戸塚警察署 | 戸塚区戸塚町 | 戸塚区 | |||
栄警察署 | 栄区桂町 | 栄区 | |||
横浜水上警察署 | 中区海岸通 | 中区・神奈川区の各一部、鶴見区の一部(鶴見川の一部)、横浜港港湾部 |
第二方面
警察署数は11。※警察車両ナンバー地名は「横浜」。
※ | 警察署名称 | 所在地 | 管轄区域 | ||
---|---|---|---|---|---|
横浜 | 戸部警察署 | 横浜市 | 西区戸部本町 | 横浜市 | 西区 |
神奈川警察署 | 神奈川区神奈川 | 神奈川区(一部を除く) | |||
鶴見警察署 | 鶴見区鶴見中央 | 鶴見区(鶴見川の一部・扇島を除く) | |||
保土ケ谷警察署 | 保土ケ谷区川辺町 | 保土ケ谷区 | |||
旭警察署 | 旭区本村町 | 旭区 | |||
港北警察署 | 港北区大豆戸町 | 港北区 | |||
緑警察署 | 緑区台村町 | 緑区 | |||
青葉警察署 | 青葉区市ケ尾町 | 青葉区 | |||
都筑警察署 | 都筑区茅ケ崎中央 | 都筑区 | |||
泉警察署 | 泉区和泉町 | 泉区 | |||
瀬谷警察署 | 瀬谷区二ツ橋町 | 瀬谷区 |
川崎市警察部の担当区域
第三方面
警察署数は8。※警察車両ナンバー地名は「川崎」。
※ | 警察署名称 | 所在地 | 管轄区域 | ||
---|---|---|---|---|---|
川崎 | 川崎警察署 | 川崎市 | 川崎区日進町 | 川崎市 | 川崎区西部 |
川崎臨港警察署 | 川崎区池上新町 | 川崎区東部、横浜市鶴見区扇島 | |||
幸警察署 | 幸区南幸町 | 幸区 | |||
中原警察署 | 中原区小杉町 | 中原区 | |||
高津警察署 | 高津区溝口 | 高津区 | |||
宮前警察署 | 宮前区宮前平 | 宮前区 | |||
多摩警察署 | 多摩区枡形 | 多摩区 | |||
麻生警察署 | 麻生区古沢 | 麻生区 |
相模原市警察部の担当区域
第四方面
警察署数は4。※警察車両ナンバー地名は「相模」。
※ | 地域 | 警察署名称 | 所在地 | 管轄区域 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
相模 | 県央 | 相模原警察署 | 相模原市 | 中央区富士見 | 相模原市 | 中央区 |
相模原南警察署 | 南区古淵 | 南区 | ||||
相模原北警察署 | 緑区西橋本 | 緑区東部 | ||||
津久井警察署 | 緑区中野 | 緑区西部 |
相模方面本部の担当区域
第五方面
警察署数は10。※警察車両ナンバー地名は厚木・大和・座間・海老名署が「相模」、それ以外の警察署は「湘南」である。
※ | 地域 | 警察署名称 | 所在地 | 管轄区域 |
---|---|---|---|---|
湘南 | 湘南 | 平塚警察署 | 平塚市西八幡 | 平塚市 |
秦野警察署 | 秦野市新町 | 秦野市 | ||
伊勢原警察署 | 伊勢原市田中 | 伊勢原市 | ||
大磯警察署 | 中郡大磯町国府本郷 | 中郡:大磯町・二宮町 | ||
西湘 | 小田原警察署 | 小田原市荻窪 | 小田原市、足柄下郡:箱根町・真鶴町・湯河原町 | |
足柄上 | 松田警察署 | 足柄上郡松田町松田庶子 | 南足柄市、足柄上郡:中井町・大井町・松田町・山北町・開成町 | |
相模 | 県央 | 厚木警察署 | 厚木市水引 | 厚木市、愛甲郡:愛川町・清川村 |
大和警察署 | 大和市中央 | 大和市、綾瀬市 | ||
座間警察署 | 座間市入谷 | 座間市 | ||
海老名警察署 | 海老名市大谷 | 海老名市 |
第六方面
警察署数は11。※警察車両ナンバー地名は藤沢・藤沢北・茅ヶ崎署が「湘南」、それ以外の警察署は「横浜」である。
※ | 地域 | 警察署名称 | 所在地 | 管轄区域 |
---|---|---|---|---|
横浜 | 三浦半島 | 横須賀警察署 | 横須賀市小川町 | 横須賀市中部・西部 |
田浦警察署 | 横須賀市船越町 | 横須賀市北部 | ||
浦賀警察署 | 横須賀市浦賀 | 横須賀市東部 | ||
三崎警察署 | 三浦市三崎町六合 | 三浦市 | ||
葉山警察署 | 三浦郡葉山町一色 | 三浦郡:葉山町 | ||
逗子警察署 | 逗子市桜山 | 逗子市 | ||
鎌倉警察署 | 鎌倉市由比ガ浜 | 鎌倉市南部 | ||
大船警察署 | 鎌倉市大船 | 鎌倉市北部 | ||
湘南 | 藤沢警察署 | 藤沢市本鵠沼 | 藤沢市南部 | |
藤沢北警察署 | 藤沢市円行 | 藤沢市北部 | ||
茅ヶ崎警察署 | 茅ヶ崎市十間坂 | 茅ヶ崎市、高座郡:寒川町 |
歴代本部長
- 福永英男 1989年4月
- 立花昌雄 1990年9月
- 横尾敏夫 1992年4月
杉田和博 1993年3月- 渡辺泉郎 1994年10月
石川重明 1997年1月- 深山健男 1998年8月
- 村上徳光 1999年10月
- 栗本英雄 2001年9月
末綱隆 2002年8月- 伊藤茂男 2004年8月
- 井上美昭 2006年1月
氏名 | 在任期間 | 前職 | 後職 |
---|---|---|---|
田端智明 | 2007年(平成19年)9月 -2009年(平成21年)4月6日 | 警視庁組織犯罪対策部長 | 公安調査庁調査第一部長 |
渡辺巧 | 2009年(平成21年)4月6日 -2011年(平成23年)2月8日 | 早稲田大学社会安全政策研究所客員教授 →警察庁長官官房付 | 中部管区警察局長 |
久我英一 | 2011年(平成23年)2月8日 -2013年(平成25年)4月5日 | 警視庁警備部長 | 皇宮警察本部長 |
石川正一郎 | 2013年(平成25年)4月5日 -2014年(平成26年)4月1日 | 警視庁公安部長 | 内閣官房副長官補付内閣審議官 =内閣官房拉致問題対策本部事務局長 |
松本光弘 | 2014年(平成26年)4月1日 -2015年(平成27年)8月4日 | 警視庁公安部長→警察庁長官官房付 | 警察庁警備局外事情報部長 |
島根悟 | 2015年(平成27年)8月4日 -2017年(平成29年)8月10日 | 警察庁長官官房政策評価審議官 兼長官官房審議官=生活安全局担当 | 警視庁副総監 |
斉藤実 | 2017年(平成29年)8月10日 -2018年(平成30年)7月31日 | 警察庁長官官房総括審議官兼警備局付 | 警視庁副総監 |
古谷洋一 | 2018年(平成30年)7月31日 - | 警視庁警務部長 |
装備
パトカー
白バイ
警備艇
ヘリコプター4機
アグスタ A109JA14KP(はまかぜ)- ユーロヘリAS365N3型JA03KP(たんざわ)
- ベル式206L-4型JA07KP(かもめ)
- 川崎式BK117C-2型 JA16KP (おおやま)
- 川崎式BK117B-2型JA6780(おおやま) (2016年8月に抹消)
- 川崎式BK117B-1型JA9626(さがみ)(2011年7月に廃止)
マスコットキャラクター
- ピーガルくん
police(警察)のPとsea gull(カモメ=県鳥)のgullを組み合わせたものが名前の由来。神奈川県警察のマーク入り黄色ヘルメットと、カモメの羽を耳につけている。
県警ウェブサイトの説明によれば、カモメの羽をつけた耳は、県民の声と明日の夢をキャッチし、未来に向け大きく飛躍するさわやかなイメージを表現。その愛くるしい姿で「子供からお年寄りまで愛される」親しみのある神奈川県警察を表す。カラーリングは、ぬくもりを感じさせる「黄色」、カモメと海の色である「白と青」を基調とする。
1992年の新庁舎完成にあわせ、シンボル・マスコットとして決定した。ポーズには「敬礼」「バンザイ」「飛行」等、幾つかの絵柄が存在する。
機動隊部隊マーク
- 第一機動隊、第二機動隊
- ウイングマーク中央に各隊ごと1〜2
- 関東管区機動隊(赤ダイヤ)
- 丸に笹竜胆
不祥事
備考
- 2001年頃まではウェブサイトの句読点の表記に特徴があり、「、」「。」を使用せず半角の「,」「.」を使用していて、すべての文章で徹底されていた。これは、縦書きは「、」「。」、横書きは「,」「.」とする使い分けであり、現在でも検察官作成の捜査書類などにみられる表記である。
- 各警察署のホームページのアドレスには整理番号がある(警視庁でも各警察署ホームページのアドレスに所属方面本部を表す数字(1~10)を使用)。
- 2018年11月、共謀罪を適用した最初の警察となった[1]。
脚注
^ 盗難車不正輸出に「捜査共助」 県警、共謀罪施行で初適用神奈川新聞公式サイト
関連項目
警察 - 日本の警察
- 神奈川奉行
- 居留地警察
神奈川県警察部 - 第二次世界大戦前に存在した府県警察部。- 国家地方警察神奈川県本部
横浜市警察 - 旧警察法時代に存在した自治体警察。
川崎市警察 - 旧警察法時代に存在した自治体警察。
横須賀市警察 - 旧警察法時代に存在した自治体警察。
相模原町警察 - 旧警察法時代に存在した自治体警察。
中村太郎、宮崎正裕、宮崎史裕、正代賢司、高鍋進 - 全日本剣道選手権大会優勝。
松田知幸 - 警務部に勤務している射撃選手。- あぶない刑事
- 東峰十字路事件
外部リンク
- 神奈川県警察
|
|