阿賀野川徳沢橋梁
阿賀野川徳沢橋梁(あがのがわとくさわきょうりょう)は、福島県耶麻郡西会津町と新潟県東蒲原郡阿賀町との県境の阿賀川(阿賀野川)に架かる東日本旅客鉄道(JR東日本)磐越西線の鉄道橋である。
目次
1 概要
2 構造
3 周辺
4 参考文献
5 関連項目
6 外部リンク
概要
岩越線(現・磐越西線)の野沢駅 - 津川駅間の延伸工事に伴って1914年(大正3年)に完成した。徳沢駅 - 豊実駅間の阿賀川(阿賀野川)に架かる全長193.6mの橋梁である。
中央部のトラスはジョン・ワデルが提案したカンチレバー式架設工法(張出し式架設工法)、すなわち両側のトラスより少しずつ橋を延伸し、橋の中央で双方を連結する方法で架設された、日本初のカンチレバー架橋である。
構造
中央部の1支間が単線下路式曲弦プラットトラス(ピン結合)、残り2支間が単線下路式プラットトラスである。トラスはアメリカン・ブリッジ製である。
周辺
- 国道459号
- 福島県道384号徳沢宝坂線
- 新渡大橋
参考文献
『明治時代に製作された鉄道トラス橋の歴史と現状(第5報)米国系トラス桁その2』 (PDF) - 小西純一・西野保行・淵上龍雄著。
関連項目
- カンチレバー式架設工法による架橋
- 阿賀野川釜ノ脇橋梁
- 阿賀野川深戸橋梁
ジョン・ワデル — カナダ出身のアメリカ製橋梁設計者
外部リンク
歴史的鋼橋 阿賀野川徳沢橋梁(土木学会) — 橋に関する詳細なデータがある。
座標: 北緯37度39分57.9秒 東経139度35分48.8秒
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