紀元前5千年紀
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紀元前5千年紀(きげんぜんごせんねんき)は、西暦による紀元前5000年から紀元前4001年までを指す千年紀(ミレニアム)である。現在からおよそ6000年〜7000年前に当たる。
目次
1 時代
2 できごと
3 発明・発見
4 そのほか
5 脚注
6 関連項目
7 外部リンク
時代
古代エジプトで新石器時代。- 日本の縄文時代前期。縄文海進の最盛期で、海面は今より3〜5メートル高かった。
- 中国長江流域で大渓文化、黄河流域で仰韶文化。
できごと
- 紀元前5000年頃 - 紀元前3400年頃 - メキシコ南部のテワカン谷の人々がトウモロコシの栽培を始めた。最初は野生のトウモロコシを採集していたが、紀元前3000年頃には野生種に改良が加えられ、穂軸が大きく、粒の落ちにくい栽培種ができあがる。
- 紀元前5000年 - 紀元前3000年 - フランスのブルターニュ地方のカルナック列石が作られる。
- 紀元前5000年頃
- ギリシャ・テッサリア地方で、新石器文化の農耕民の集落が栄える。
- 日本ではこの時期、人口が大幅に増加し、竪穴式住居や貝塚が盛んに作られた。丸木舟による漁労活動や交易が盛んに行われる。
- 紀元前4713年1月1日正午(世界時)= -4712年1月1日正午(世界時) - ユリウス通日の起算日時
- 紀元前4600年頃‐紀元前4200年頃、ヴァルナ墓地と呼ばれる金石併用時代の200基以上に及ぶ墳墓群が、黒海沿岸(現在のヴァルナ)に築かれる。
- 紀元前4500年 - メソポタミアでスサ文明およびキシュ文明。
- 紀元前4500年頃 - 黄河上流から中流にかけて、鮮やかな文様を描いた陶器が盛んに作られ、使われる。これを彩陶(さいとう)と言う。
- 紀元前4300年頃 - 鹿児島県の大隅半島南端佐多岬の南西約40kmの鬼界カルデラが大爆発する。その火砕流は半径100kmの範囲を覆い、またその火山灰は西日本各地に大量に降り注いだ。
発明・発見
文字の発明- 紀元前4500年頃 - ヨーロッパで鋤の使用が始まる
- 中国: ヤギ、ヒツジの家畜化。彩陶などの陶器の製作
- メソポタミアで原始的な印章の使用が始まる
そのほか
- 紀元前4713年1月1日正午(世界時)= -4712年1月1日正午(世界時) - ユリウス通日の起算日時。
- 紀元前4004年10月23日午前9時 - 『旧約聖書』において、この日時に神が人類を創造したとされている。(キリスト教圏で広く信じられた説の一つによる年代推定。天地創造参照)。
脚注
注釈
出典
関連項目
- 年表
外部リンク
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