国民議会 (フランス)
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国民議会 Assemblée nationale | |
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第五共和政第14立法期 | |
種類 | |
種類 | 国会下院 |
役職 | |
議長 | クロード・バルトローヌ(社会党)、 2012年6月26日より現職 |
多数党代表 | オリヴィエ・フォール(社会党)、 2016年12月6日より現職 |
少数党代表 | Christian Jacob(共和党)、 2010年11月23日より現職 |
構成 | |
定数 | 577 |
院内勢力 | 与党グループ (350) 共和国前進(308) 民主運動(42) 野党グループ(195) 共和党(94) 共和党・民主独立連合グループ(38) 社会党グループ(31) 屈しないフランス(17) 左翼民主・共和主義グループ(15) その他(32) 独立系(32) |
合同会議 | 両院合同会議 |
任期 | 5年 |
選挙 | |
選挙制度 | 直接選挙 小選挙区二回投票制 |
前回総選挙 | 2017年6月11日、18日 |
議事堂 | |
フランス、 イル=ド=フランス地域圏パリ市 ブルボン宮殿(国民議会議事堂) | |
ウェブサイト | |
Assemblée nationale | |
憲法 | |
フランス共和国憲法 |
国民議会(こくみんぎかい、フランス語: Assemblée nationale)は、フランスの下院に相当する議会。元老院とともに両院制の国会を構成する。名称は、フランス革命時の国民議会(フランス語: Assemblée nationale)に由来する[1]。
元老院がリュクサンブール宮殿を議事堂としているのに対し、国民議会はブルボン宮殿を議事堂としている。
目次
1 権限
2 概要
3 会派
4 歴代議長
5 脚注
6 関連項目
7 外部リンク
権限
フランスの二院制は、日本や英国、米国と異なり、ひとつの議会を構成する議院ではなく、それぞれが独立した議会である。国民議会に優先権があり、元老院は主に諮問機構として機能している。
- 国民議会のみが有する権限
政府の信任・不信任の手続き
- 国民議会が元老院に優越する権限
- 予算法案の審議権
- 両院不一致の場合における最終議決権(憲法改正を除く)
概要
総定数は577名。フランス本土から539名、海外県・海外領土から27名、在外フランス人から11名が選出される。2008年7月21日の国会制度改革案の成立により、在外フランス人向けの議席が設けられることになった[2]。
選挙制度は1区1人選出の小選挙区制で、有効得票の50%超(2分の1)かつ登録有権者の25%以上(4分の1)の得票を得た候補がいない場合において、登録有権者の12.5%(全体の8分の1)以上の得票を得た候補による決選投票を行なう二回投票制(Two-round system)が導入されている。
1区あたりの人口はおよそ11万人であるが、一番人口の多い選挙区(ヴァル=ドワーズ県2区)と少ない選挙区(ロゼール県2区)では5倍以上の格差がある[3]。
会派
15名以上の議員が署名を付した政策綱領を提出することで会派の結成が認められる。2008年の憲法改正とこれに伴う制度改革により、野党会派および与党少数会派は発言時間等について固有の権利を保障されることになった[4]。
2013年12月25日時点の会派名および議席数は以下の通り[5]。なお会派の準構成員には協同議員(apparentés)の身分が与えられ、会派別議席数を算出する場面では正規所属議員と同様に扱われる[4]。
区分 | 会派名 | 略称 | 議席数 | 構成党派 | ||
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合計 | 所属 | 協同 | ||||
与党 | 社会党・共和・市民グループ (Socialiste, républicain et citoyen) | SRC | 292 | 276 | 16 | 社会党(PS) 共和国市民運動(MRC) 左派系諸派(DVG)など |
野党 | 国民運動連合グループ (Union pour un Mouvement Populaire) | UMP | 199 | 191 | 8 | 国民運動連合(UMP) キリスト教民主党(PCD) 右派系諸派(DVD)など |
野党 | 民主独立連合グループ (Union des démocrates et indépendants) | UDI | 30 | 30 | 0 | 新中道(NC) 急進党(Rad)など |
与党 | 環境主義グループ (Écologiste) | ECORO | 17 | 16 | 1 | ヨーロッパ・エコロジー=緑の党(EELV) ブルターニュ民主連合(UDB)など |
与党 | 急進・共和・民主・進歩主義グループ (Radical, républicain, démocrate et progressiste) | RRDP | 16 | 16 | 0 | 左翼急進党(PRG) 進歩統一運動(MUP)など |
与党[6] | 左翼民主・共和主義グループ (Gauche démocrate et républicaine) | GDR | 15 | 15 | 0 | フランス共産党(PCF) マルティニーク独立運動(MIM)など |
(無所属) | 8 | - | - | 国民連合(RN)など | ||
(欠員) | 0 | |||||
(合計) | 577 |
歴代議長
代 | 氏名 | 所属政党 | 着任日 | 退任日 |
---|---|---|---|---|
1 | ジャック・シャバン=デルマス | 新共和国連合(UNR) 共和国民主連合(UDR) | 1958年12月9日 | 1969年6月20日 |
2 | アシル・プレッティ | 共和国民主連合(UDR) | 1969年6月25日 | 1973年4月1日 |
3 | エドガール・フォール | 共和国民主連合(UDR) 共和国連合(RPR) | 1973年4月2日 | 1978年4月2日 |
4 | ジャック・シャバン=デルマス | 共和国連合(RPR) | 1978年4月3日 | 1981年5月21日 |
5 | ルイ・メルマズ | 社会党(PS) | 1981年7月2日 | 1986年4月1日 |
6 | ジャック・シャバン=デルマス | 共和国連合(RPR) | 1986年4月2日 | 1988年6月12日 |
7 | ローラン・ファビウス | 社会党(PS) | 1988年6月23日 | 1992年1月21日 |
8 | アンリ・エマニュエリ | 社会党(PS) | 1992年1月22日 | 1993年4月1日 |
9 | フィリップ・セガン | 共和国連合(RPR) | 1993年4月2日 | 1997年4月21日 |
10 | ローラン・ファビウス | 社会党(PS) | 1997年6月12日 | 2000年3月27日 |
11 | レイモン・フォルニ | 社会党(PS) | 2000年3月27日 | 2002年6月18日 |
12 | ジャン・ルイ・ドブレ | 国民運動連合(UMP) | 2002年6月25日 | 2007年3月4日 |
13 | パトリック・オリエール | 国民運動連合(UMP) | 2007年3月7日 | 2007年6月19日 |
14 | ベルナール・アコワイエ | 国民運動連合(UMP) | 2007年6月26日 | 2012年6月19日 |
15 | クロード・バルトローヌ | 社会党(PS) | 2012年6月26日 | (現職) |
脚注
^ 「Assemblée nationale」という名称は同じだが、組織として直接その流れを汲んでいるわけではない。
^ フランス国会が制度改革案を採択
^ Circonscriptions électorales (France)
- ^ ab古賀豪; 奥村牧人; 那須俊貴 (2010-03). 主要国の議会制度 (Report). 基本情報シリーズ. 国立国会図書館. p. 34. http://www.ndl.go.jp/jp/diet/publication/document/2010/200901b.pdf 2017年9月23日閲覧。.
^ “Les groupes politiques - Assemblée nationale”. 国民議会. 2013年12月25日閲覧。
^ 首班指名選挙では社会党のジャン=マルク・エローに票を投じたが、エロー内閣に大臣・大臣補佐は送り出しておらず、閣外協力的な立場にある。
関連項目
- 国民議会
- 下院
- 憲法制定国民議会
元老院(フランス)
外部リンク
フランス国民議会 (フランス語) (英語)
自治体国際化協会編『フランスの地方自治』 (PDF)
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