サンフランシスコ会議
サンフランシスコ会議(サンフランシスコかいぎ、United Nations Conference on International Organization)は、1945年4月25日から6月26日にかけて、アメリカ合衆国サンフランシスコで開かれた連合国会議。正式には国際機構に関する連合国会議。
概要
「第二次世界大戦の会談・会議」、「ダンバートン・オークス会議」、および「ヤルタ会談」も参照
この会議はダンバートン・オークス会議で提起された国際連合憲章を採択して国際連合設立を決定し、第二次世界大戦の戦後処理と国際平和問題について討議を行うものであった。
この会議はアメリカ、イギリス、ソビエト連邦、中華民国によって招集され、1945年3月1日までに連合国共同宣言に署名した42カ国が招請された。ただし会議開幕後にはアルゼンチン、デンマーク、そしてソ連の構成国であるウクライナとベラルーシが招請され、会議参加国は50カ国となった[1]。
参加資格を有していた国のなかで、ポーランドはロンドン亡命政府とルブリン政府の対立から代表を一元化できず、代表を派遣できなかった。しかし、その後に単一の政府が成立し、憲章の署名には加わったため、原加盟国は51カ国となった。
脚註
^ 瀬岡直 2007, pp. 51-52.
参考文献
- 入江啓四郎ら 『世界の歴史17 現代』 筑摩書房、1962年
- 瀬岡直「国連集団安全保障体制における拒否権の意義と限界 : サンフランシスコ会議を素材として」